設計について

2017年4月13日

Design設計について

ARCHの設計

自然のちからを取り入れて
居心地のいい住まいをつくるパッシブ設計

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お施主様との出逢いがあり、人生について想いを巡らせ、語り合い、
未来を想像することから私たちの設計が始まります。

住まい手がストレスを感じることなく、
心身ともに健康に暮らしていけるものでなければ良い家とは言えません。
ただ格好よければいい、大きければいいというものではないのです。

「居心地のよさ」を叶えるためには、建物の性能や空間の使い方、
自然の取り入れ方を考慮して設計することが必要になります。

そのため、私たちはお施主様の考える間取りとは別の角度から考えます。
お施主様が語る理想をそのまま並べてプランにするのではなく、
土地の特性を読み取り、住まいに生かす方法を検討することで、
住まいやすく居心地のいい空間をご提案します。

01余白の活用余白の生かし方を検討する

まず、着目するのは敷地に生まれる余白(建物以外の庭や通路など)です。この余白を使って、日射や通風を得られる効果的な方法をシミュレーションします。自然エネルギーを上手に取り入れることで、身体にも家計にも負担を掛けない暮らしが可能になります。

日射を最大限に生かすために、敷地に対する建物の配置計画をします。イラストのような土地の場合、建物を北側に寄せて南側に余白を取り、できるだけ日射を取り込むようにします。 南側の余白を広くしておくことで、隣に今よりも大きな建物ができた時でも日射を取り込めるようにしておくのです。 このような設計にすることで、長時間にわたって室内に明るい光を取り込むことができ、冬は暖かい日差しが熱エネルギーとなり室内を暖めてくれます。

余白の生かし方を検討する
02周囲の影響数十年後の環境を考える
周辺環境が変わる可能性を考えた配置計画を

周囲の建物は建て替わる可能性があります。その土地ごとに高さの上限値である「高さ制限」があり、用途地域や高度地区の種別、都市計画などによって決められています。 高さ制限を守っている限り、隣に大きな家が建って日射を遮られても文句が言えません。
そのため、隣に今よりも高い建物が建ったとしても日射を取り込める方法を考えておくなど、周囲の環境が変わっても影響を受けにくい計画をしなくてはいけません。 現在の状況だけでなく、何十年後の可能性も考えた配置計画が必要なのです。

その敷地に起こりうる問題を洗い出す

周囲を近くから遠くまで調査し、その敷地に起こりうる問題をピックアップしていきます。 例えば、暮らしに直結する問題として昼と夜の交通量の違いや騒音の有無を知っておくことや、将来的に考えられる問題として空き地にビルが建つことなどがあります。

敷地に起こりうる影響について
  • 地域の環境を見る

    土地だけでなく、その地域の環境を見ることも大切です。滋賀県で言えば、湖岸周辺は琵琶湖からの風が強いことを考慮する必要があります。 しかし、反対に美しいびわ湖の景観を生かすことも可能で、自然豊かな地域だからこそできる設計があります。 土地の環境をどのように生かしていくか、滋賀県で暮らすスタッフならではの視点でご提案させて頂きます。

  • 敷地に起こりうる影響についてあらゆる可能性を考える
03太陽光冬は日射を取り入れ、夏は日射を遮る

射は電気代の掛からないエネルギー源ですので活用しない手はありません。冬は太陽の位置が夏よりも低くなるため、室内の奥まで日射が入るようになります。ただし、夏も同じように日射が入るようでは熱くなりすぎてしまいますので、日射を効率よくカットできる遮熱対策をしておくことが必要です。つまり「冬は日射を取り入れ、夏は日射を遮る」ことが上手な太陽光の活用方法です。

太陽光をコントールして上手に生かす
  • 季節によって変わる太陽の角度
    太陽の日射角度は、夏至で約80度、冬至で約30度になります。季節によって変わる日射をコントロールする手段として庇(ひさし)や軒(のき)があります。古くから日本の建築に用いられてきた伝統的な手法です。夏は眩しくて暑い日射を遮断して室温の上昇を防ぐ役割があります。冬は庇をくぐり抜けた日射が室内に届き、室内の空気、壁、床を暖めることで足元から暖かさを感じることができます。
  • 太陽光をコントールして上手に生かす
  • 植栽や緑のカーテンを利用
    また、南側に庭がある場合は植栽でコントロールすることも可能です。背の高い落葉樹を植えると、夏は葉が茂って日射を遮り、冬は葉っぱを落とすので日射を届けることができます。 庭に芝生を植えれば照り返しが緩和され、風の温度を下げる効果も期待できます。ヘチマやキュウリなど、ツタ植物を植えて緑のカーテンをつくることも効果的です。
  • 太陽光をコントールして上手に生かす
  • 太陽光を電力に換算すれば、W1600mm×H2000mmの窓1枚あたり1000wのエネルギーを得ていると言われます。1000wと言えばオイルヒーターの一時間当たりの消費電力になります。下はオイルヒーターを1時間フル稼働させたときの電気代を求める計算式です。

    1000(W)÷1000(k)×1(時間)×27(円)=27円

    ※電気代27円/kWhとする場合(平成26年4月公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 新電力料金目安単価(税込)) オイルヒーターを1時間使ったときの電気代は約27円になることが分かりました。ちなみに、1か月で計算すると約810円になります。たった一時間で810円だとすると、昼の間ずっと使った場合の電気代は…。かなりの金額になりますね。このように、自然エネルギーを上手に利用することで冬の暖房費を削減することができます。
  • 太陽光をコントールして上手に生かす
04温熱環境設備に頼らず快適な環境をつくる

温熱環境とは、室内の気温や室温、人間の体温などを要素として判断される室内環境のことです。「熱くも寒くもなく、湿度や乾燥の不快感がない快適な状態」なら温熱環境が良いと言えます。家づくりにおいて室温や湿度といった目に見えないものは後回しになりがちですが、温熱環境を整えることが住み心地を左右します。

温熱環境を整えて居心地のいい住まいをつくる
室温より「体感温度」に着目すべき

体感温度は建物の外皮(壁・窓・屋根のように外気に接する面の総称)の断熱性能と気流の影響を受けます。例えば、室温が20℃ある室内でも外皮の室内側の表面温度が10℃なら、体感温度は15℃しかありません。室温が20℃あっても肌寒いのです。誰もが経験のあることだと思いますが、「エアコンを付けているのに寒く感じる」状態です。

高気密高断熱の家はエアコンに頼らず快適に暮らせる

「エアコンを30℃にすれば体感温度は20℃になる」と考える方もいます。
しかし、外皮が冷えたまま室温をあげれ快適な室内環境をつくろうと思ったら家自体の断熱性を高めて、外気の影響を受けにくくする必要があります。設備に頼るだけの家では、人が快適と感じる空間はつくれません。私たちが高断熱・高気密の家づくりをする理由はここにあります。少ないエネルギーで家中を暖め、熱を逃がさないように蓄える魔法瓶のような家なら、住まう人を快適に包み込んでくれます。

05空間設計小さくても広く感じられる住まい

私たちが大切にしていることは、大きな空間や豪華な内装より、居心地がよくて上質な空間であることです。 自然素材や性能にこだわり、いつまでも快適に暮らせる住まいを手の届く価格でご提案します。

設計の工夫で満足度の高い間取り

例えば、吹抜けや間仕切りを少なくするなど、空間を広げる工夫をすることで、敷地が小さくでも空間が広がり快適に暮らすことができます。 また、室内だけでなく外との繋がりがあると自然の気配を感じられて心が安らぎます。室内にいると外がどんな状態か分からず、時間の経過も曖昧で気分が塞ぎがちになります。そんなとき、窓から外が見えるだけでも気分が変えられます。ウッドデッキやベランダのように、窓を開放して風を通せるようにすると、季節の心地よさを感じることができます。

  • 小さくても広く感じられる住まい
  • 小さくても広く感じられる住まい
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