断熱・気密・換気
2017年4月20日
仕様01
断熱・気密・換気

「断熱・気密・換気」のバランスがとれた住まいは…
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一年を通じて快適に過ごせる
室内外の温度差が少なく不快感がない
カビやダニの発生を防ぐ
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省エネルギーで光熱費が安くなる
少ないエネルギーで快適な室温を保つので無駄がない
ランニングコストを削減できる
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身体に優しく健康状態が良くなる
ヒートショックや病気のリスクを減らせる
寒さや暑さによる体への負担が減る
01床下・屋根断熱
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床下・屋根断熱で家をまるごと断熱する
床下から屋根裏までしっかりと断熱した家は屋外の影響を受けにくくなります。 また、暖房で暖めた(冷房で冷やした)室温が逃げていくこともなく、エネルギーの無駄がありません。 家を丸ごと断熱するので、廊下に出たときの温度差が少なく、家のどこに居ても快適と感じることができます。
- ARCHでは図のように断熱材を施工します。■は断熱材を入れる部分です。夏の屋根は日射で約60~70℃位にもなります。断熱だけでなく通気層をしっかり確保して、熱せられた屋根面からの熱を効率よく排熱する構造にすることが重要です。
02断熱
断熱性能が高くコストパフォーマンスに優れた素材:高性能グラスウール
断熱材にもいろいろな種類がありますが、グラスウールが最も流通量が多く、安価な素材です。
「グラスウールは悪い噂があるからダメだと聞いた」という方がいるしれません。
確かに、施工が下手だと壁と断熱材の間に隙間ができて、そこに結露が発生し、カビの原因になります。
これは施工技術の問題で、素材自体は悪くありません。
きちんと施工することが出来れば、安価な素材のほうがコスト削減になり、お客様にとってメリットがあると考えています。
グラスウールは正しく施工すれば高い断熱性能を発揮する
隙間ができないようにグラスウールを敷き詰めます。端や角までしっかりと詰めることで、断熱材のズレや空気の対流を防ぎ、断熱性能を保ちます。
気密シートの端や電気コードの引き込み部分は強粘着テープで塞ぎます。小さな隙間も完全に塞ぐことで、壁内への湿気侵入を防ぎ、気密性能を高めます。
03気密
隙間を徹底的に無くして断熱性を高める
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『気密』とは、建物を密封して室内外の空気の流れを遮断することを言います。きちんと気密されていない家は、隙間から空気が逃げていくので冷暖房効果が弱くなります。いくら断熱性能を高めても、気密性能がともなわないと意味がありません。
隙間の大きさは『C値』という数値で表され、値が小さいほど気密性能が優れています。国が定めた基準値は「5㎠/㎡以下」ですが、弊社では平均「0.6㎠/㎡」という高い気密性能を実現しています。 -
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一般的な住宅の気密性能基準
床面積 1㎡あたり5c㎡の穴
建物面積が100㎡(約30坪)の場合には5c㎡の穴が100倍もある大きな隙間になります。
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ARCHの気密性能実績
床面積 1㎡あたり0.6c㎡の穴
ARCHでは建物面積が100㎡(約30坪)の場合、わずか0.6c㎡の穴が100個の小さな隙間しかありません。
防湿気密シート
断熱材の上から被せるように貼ります。部屋から発生する湿度を遮断し、気密性をあげて断熱材を効果よく効かせるためのものです。コンセントボックス
コンセントの周りは隙間が発生しやすい箇所です。気密コンセントBOXでコンセントを囲み、隙間ができないように気密テープで塞ぎます。
気密測定について
ARCHでは全棟で気密測定を行っています。
測定を行うタイミングは気密シートを張ったあと。この段階で測定する理由は、目標値を下回った場合でも施工のやり直しが可能だからです。 測定結果は報告書を作成してお渡しします。
04換気
熱エネルギーの無駄を抑えて室内を快適に保つ
室温だけでなく湿度も快適性に関わる大きな要因です。 下図のグラフにあるように、適切な相対温度の範囲内では、化学物質の放出やアレルギーの発生が抑制されるというデータが出ています。 建物内の湿度管理がしっかりとできれば、より快適な住まいで健康な暮らしを送ることが出来ます。そのため、弊社では室温と湿度を自動で管理できる全熱交換器を導入しています。

熱交換換気システム
熱交換換気システムによって、冷暖房時の熱ロスを防ぐことができるとともに年間のコストを抑えることがでます。さらに、室内の湿気を逃がし空気をクリアに保ちます。 室内の温度を保ったまま、新鮮な空気と入れ替えるシステムなので1年中快適に暮らすことができます。

05窓・アウターシェード
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熱の出入りを軽減して窓の断熱性を高める
窓は建物の中で熱の出入りが最も多い部分です。一般的なアルミサッシでは暑さ寒さが室内に伝わりやすく、快適な室内環境をつくれません。 樹脂サッシは熱伝導率がアルミサッシの約1,000分の1という優れた断熱性で、暑さや寒さが室内に伝わるのを防ぎ、結露の発生も抑えます。
サーモグラフィカメラによる窓辺の温度比較
アルミ窓の部屋
床が冷やされて温度が下がり室内全体の温度低下が見られます。APW330の部屋
床が暖かい温度を保っており室内全体も暖かく保たれています。
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夏の暑さは窓から70%流入、「アウターシェード」でシャットアウト
夏の暑さは窓や断熱材だけでは防ぎきれないため、直射日光が室内に侵入するのを遮る必要があります。 アウターシェードは外に付けることで、熱が室内に入る前にシャットアウトします。 さらに、室内温度の上昇を抑え、エアコンなどによる電気使用量の低減に効果を発揮します。 日中は外からの視線も程よくカットします。日よけを使用しない季節や強風時は簡単にスッキリと収納できるので便利です。