佐野の家Ⅱ|気密測定結果は?
家全体のすき間がどれくらいあるかを調べるために気密測定を行いました。
すき間の面積はC値という値で表されます。
C値とは「家に空いたすき間の面積を住宅の延べ床面積で割った値」のことです。
結果は『C値=0.3㎠/㎡』でした!
測定器の機能上、小数点以下は四捨五入されるため0.3となりましたが、正確には0.27㎠/㎡でした。
ARCHが目指している基準は0.5㎠/㎡なので、余裕でクリアしています。
ところで「0.3㎠/㎡ってどれくらいの大きさなの?」と気になりませんか?
C値と延床面積が分かっていれば、隙間の大きさを計算で求めることができます。
単純な話、C値は小さければ小さいほど良いです。
ARCHでは0.5㎠/㎡以下を目指すと決めています。
気密性能を高めるためには、あらゆる部分に気密施工をしなければいけません。
作業の手間が増えるため、職人さんの負担は大きくなります。
「手間をかけずにいい家は作れない」と言っていただける職人さんのご協力があって、住まい手が快適に暮らせる性能のいい家を実現することができます。
有難いことです。
その気密施工の一部をご紹介します。
↓こちらの写真はバルコニー下の天井部分です。
つなぎ目にコーキング剤というボンドみたいなものを塗布して、すき間を塞いでいます。
配線の穴にも。このひと手間が大事です。
C値(気密)にこだわる理由は、高い断熱性能を発揮するために必要なことだからです。
断熱と気密は別の事柄だと思われがちですが、『気密あっての断熱』と言えるほど重要な関係があります。
このお話は次回、断熱材施工が終わってからにします。
今日は気密測定でいい結果が得られて良かったです!