見えなくても建物を支え続ける大事な部分

床下からの湿気を防ぐベタ基礎

床下一面にコンクリートを敷き、1枚の面として建物を支える基礎です。 地面をすべて厚いコンクリートで覆うので、湿気が建物に伝わりにくくなります。そのため湿気による住宅の木材の腐食を防ぎます。さらにコンクリートも厚いのでシロアリによる被害も抑えられます。
また、建物を面で支えて、衝撃を地盤へ逃がすため耐震性にも優れています。

建物を支える基礎の強度を増す配筋

耐震等級3になると、基礎の配筋量も多くなります。
基礎の立ち上がりには横と縦に鉄筋がつきますが、その鉄筋が離れないようにフックを付けています。
また、人通口は立ち上がりがなくなって強度の欠損になるので補強筋を施します。人通口とは、基礎の点検時に人が基礎の内部を回れるよう、基礎の立ち上がりを無くしておく場所のことです。

床下配管部分への防蟻処理

基礎の配管部分にも防蟻処理を施し、シロアリの侵入を未然に防ぎます。基礎形状に合わせた、隙間のコーキングや防蟻剤塗布を行い、シロアリの侵入を防ぎます。
シロアリは0.6mmの隙間があれば侵入してしまいます。配管部分はコンクリートに穴を開けているため、コーキングを施しても隙間ができる可能性があります。
※この配管防蟻処理は10年に一度のメンテナンスが必要です