せやま基準でARCHの家を調べてみた!
今回のテーマは「せやま基準」についてです。
近年注目を集めている”せやま印”
せやま基準一覧表というのを見つけたのでARCHの家がどうなのか調べてみました。
せやま基準とは、現在YouTubeで活動されている『家づくり せやま大学』の瀬山彰さんが費用対効果の高い住宅の要素をまとめ、一つ一つ基準を設けたものです。
YouTubeの方では家づくりをはじめ、ルームツアーや時事ニュースなど色々な動画を挙げられています。
実際、せやま基準とはどういったものがあるのでしょうか?
せやま基準には最重要5大要素というものがあり、窓・断熱・気密・換気システム・シロアリ対策が挙げられています。
一つずつ細かくARCHと比較して見ていきたいと思います。
①窓
(せやま基準 推奨レベル) |
(ARCH 標準仕様) |
|
サッシ |
オール樹脂 |
オール樹脂 |
ガラス |
Low-E ペアガラス |
Low-E ペアもしくはトリプルガラス |
中空層 |
アルゴンガス |
アルゴンガス |
スペーサー |
樹脂 |
樹脂 |
ARCHの標準仕様は、せやま基準をクリアしています。
住宅において最も熱の出入りが激しいのが窓だと言われています。
専門家の人も「まずは窓から!」というくらい重要項目の1つです。
②断熱
(せやま基準) |
(ARCH 標準仕様) |
|
UA値 滋賀県(5~8地域) |
0.6以下 |
0.48以下 |
屋根裏断熱の種類 |
屋根断熱 |
屋根断熱 |
屋根裏断熱材の厚み |
壁の断熱材の1.5~2倍 |
壁の断熱の3倍 |
床下断熱 |
基礎断熱 |
床断熱 |
玄関ドアの断熱 |
熱還流率2.33以下 |
熱還流率0.90 |
断熱に関しても、せやま基準をクリアしています。
というか、せやま基準だと性能が低すぎるのでは…というのが気になります。
エリアにもよりますが、滋賀県北部や山間部はUA値0.6以下だと寒いと思います。
床下断熱に関しては、ARCHは緑の柱を使っている関係で基礎断熱ができないようになっています。
モデルハウスと代表自宅は実験的に基礎断熱で緑の柱を使っています。
③気密・換気システム
(せやま基準) |
(ARCH 標準仕様) |
|
C値 |
0.7以下 |
直近3期平均 0.21 |
換気システムの種類 |
ダクト排気型 第1種換気 |
ダクト排気型 第1種換気 |
気密・換気システムに関しても申し分ないことがわかります。
気密・換気システムは、温めた空気が逃げたり、外気の侵入をさせないためにも必要です。
C値はせやま基準の『余裕があればレベル』の0.4以下ですら余裕にクリアしています。
⑤シロアリ対策
(せやま基準) |
(ARCH 標準仕様) |
|
シロアリ対策 |
ピレスロイド系の防蟻防湿シート |
緑の柱 |
柱は壁とともに地震から家を守るために重要です。木造建築の最大の弱点はシロアリと腐れと言われています。
建築当時は耐震等級3であっても、シロアリ対策などをしていないと耐震性能が下がってしまいます。
シロアリ対策に関しては、ARCHはシートなどではなく緑の柱といった薬剤を加圧注入したものを使っています。
薬剤は、銅化合物と塩化ベンザルコニウムというものでシロアリだけでなく、腐朽菌にも効果がある薬になっています。
薬剤ですが、人間には砂糖と同じくらいしか害がない薬になっています。
上記の5種類の他にも住宅設備や照明・コンセントなど色々書かれていました。
これ以上書くと文章が長くなりすぎてしまうので今回はこの5種類だけにさせていただきますね。