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間接照明でつくる、落ち着く空間づくり

こんにちは!久しぶりの投稿になります。

ARCHの嶋本です。

 

今回は、照明計画についてお話しします。

 

ARCHではプランが確定し、詳細打合せの段階に入ると「照明プラン」についての打合せも行います。

打合せでは、「照明器具をどうするか」「明るさはどれだけ必要か」「予算の中でどう計画するか」などをお話しします。

最初のご提案ではなるべく「ダウンライト」に頼りすぎず、「ブラケットライト」「ペンダントライト」「スポットライト」「間接照明」を使ったプランをご提案しています。

【ブラケットライト】

【ペンダントライト】

【スポットライト】

 

その中でも今回は、照明計画の中でも人気が高い「間接照明」についてお話しします。

 

リラックスできて落ち着く空間をつくるためには、この間接照明がカギになってきます。

「間接照明」とは、文字通り間接的な光による照明のことです。

天井や壁などの建築内装の一部に光をあて、その反射光を照明として利用する方法です。

光源が直接見えないためやわらかく広がるのが特徴で、別名「建築化照明」とも呼ばれています。

 

間接照明の中でも大きく分けて3つあります。

まず1つ目は、「壁を照らす」方法で別名「コーニス照明」です。

「コーニス照明」とは、照明の光を壁面に当てて、その反射光で空間を明るくする間接照明のことです。

天井部分に大工さんに掘りこみを作っていただき、その中に照明器具を仕込みます。

ARCHでもたくさん採用しており、特に「吹抜け」「リビング」「和室」などに取り入れることが多いです。

【壁を照らす】

 

続いて2つ目は、「天井を照らす」方法で別名「コーブ照明」です。

「コーブ照明」は、ライトを天井(上)に向けて光を反射させる間接照明のことです。

1階の天井から吹抜け側に「アゴ」を作ったり、腰壁を作りその中に照明器具を仕込むことで天井(上)へ光を照らすことができます。

こちらも「リビング」「吹抜け」、そして「寝室」などに適しています。

【天井を照らす】

 

最後3つ目は、「床を照らす」方法があります。

こちらの方法は、天井や壁の下部に照明を仕込み、床面に光を落とすことでやわらかい陰影をつくる照明方法です。

この方法は「ベンチ(腰掛)の下」「テレビボードの下」などに取り入れるのが特におすすめです。

【床を照らす】

 

間接照明の計画には、大工さんによる造作工事が必要になるため、

「ダウンライト」や「ブラケットライト」などに比べると、どうしてもコストは少し高くなります。

それでも、空間にやわらかな光と陰影が生まれることで、リラックスできて落ち着いた雰囲気をつくり出すことができます。

 

またARCHでは調光機能付きのスイッチを組み合わせてご提案しています。

時間帯や気分に合わせて明るさを変えることで、より快適で心地よい空間を演出できます。

夜になると、間接照明だけでも十分に明るく、あたたかく包み込まれるような雰囲気を楽しんでいただけると思います。

 

照明計画にもこだわると、ぐっと素敵な家づくりになります。

照明の計画をする時にぜひ間接照明も検討してみてくださいね!

 

 

Shimamoto

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Shimamoto

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