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「高気密の家は暑い」は「なんちゃって高気密住宅」が生んだ誤解!

皆さんこんにちは。ARCHの石井です。   寒くなると体調が悪くなる私! 本当に寒いのは大の苦手です。逆に夏は大好き!! 早く夏になって欲しい…(この前終わったところですが…)   さて、私の大好きな夏に関する事を今回はお話します。 高気密にしたときによく「問題点」として指摘されることがあります。   1つは前々回で紹介した「夏暑くなる」というもの。 もう1つは、「シックハウスが増える」とういうものです。   これらはいずれも誤解です。 残念ながら今の日本では完全な間違いとは言い切れない状況が生まれてしまっています。 それはなぜでしょうか?      

「高気密の家=夏は暑い」という誤解が生まれた理由

  高気密高断熱の家は、ヨーロッパで生まれました。 このような家は、適切な換気はもちろん、夏暑くならないようにとか、シックハウスにならないようにといったことを総合的に考えて作られています。 でも、数十年前に日本に導入され始めた際に、ハウスメーカーや工務店によっては、総合的に考えず単に気密性だけを高める住宅をつくってしまいました。 いわゆる「なんちゃって高気密住宅」です。   それによってさまざまな問題が起きてしまいました。   例えば、夏の日射角度を考えず、冬の日射を取り込むことだけを優先した大きな窓をつくったとします。 その窓が寒さに強いトリプルガラスなどの窓であれば、冬は暖かくなります。 しかし、夏の強烈な日射も取り込んでしまう場合は、夏は耐えられないぐらい暑くなります。   このように、夏の日射対策がされていない家に住む人の声が「気密性の高い家は、夏暑くて耐えられない」という誤解を生んだ原因です。   高気密住宅は保温性が高いので、熱を家の中に取り込んでしまうと夜になっても熱いままです。 高気密がゆえに不幸を招いたという残念な結果です。    

夏に暑くない家にするにはどうすればいいの?

  高気密の家はまったく悪いものではありません。 正しい方法で設計すれば確実に「夏は涼しく、冬は暖かく」を実現できます。   正しい設計をするためのポイントは下記の2つです。 ①夏の日射角度を計算して窓をつくる ②熱を家の中に入れないよう窓の外にアウターシェードや庇(のき)を付ける   ちなみに、わたしは2年前に自社で家を建てました。 わが家は、屋外が40℃の日でも、小屋裏(屋根裏部屋)は27℃以下です。 屋根断熱が出来ていない家だと小屋裏の室温は確実に40℃を超えるでしょう。   高気密だからといって、夏暑くなるわけでは無いということを実感しています。     次回は「高気密住宅でシックハウスになる?」についてお話します。     話が逸れますが、高断熱高気密住宅が生まれたヨーロッパ、その中でも先進国なドイツへ1週間行ってきます。 色んなことを現地で体感し学んできたいと思ってます。 ドイツのお話は帰ってきてしたいと思います。 それではまた。
ARCH

書いた人

ARCH

滋賀県東近江市にある工務店 ARCH
高性能高機能な家づくりを行っています

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