【増税でお得】消費税10%で賢くお得に家を建てる4つの制度
消費税が10%に増税したことで、家づくりの支援策がパワーアップしたのをご存知ですか?
ケースによっては増税前よりもお得になることがあります!
今回は増税後の家づくりがお得になる4つの制度をご紹介します。
どんな人がお得になるの?
ズバリ、下記の4つに当てはまる方はお得になります!
・住宅ローンを借りる人
・年収775万円以下の人
・省エネ性や耐震性が高い家を建てる人
・親や祖父母から資金援助(贈与)をもらう人
住宅ローン控除の期間が10年→13年に延長
・2020年12月末までに入居した方
住宅ローン控除とは、ローンの年末残高に応じて所得税などが控除される制度です。
消費税8%のときは控除期間が10年でした。
10%に増税したことで3年に延長され10年→13年に。
控除額は最大400万円だったのが480万円にアップしました。
つまり、延長後の3年間は最大で建物価格の2%が戻ってくるということ。
増税によって増えた負担額をカバーできる場合もあります。
建てたらもらえる「すまい給付金」が増額
・2021年12月末までに引渡しを受け、入居した方
※住宅ローン利用/現金取得のいずれの場合も対象
家を建てたり買ったりするともらえる「すまい給付金」ですが、増税によって上限がアップしました。
消費税8%のときは対象者が年収510万円以下の場合のみで、最大給付額は30万円でした。
消費税10%になると年収制限が775万円以下まで拡大、さらに最大給付額は50万円になりました!
これは結構スゴイですよね。大幅アップです。
今までもらえなかった人ももらえるし、金額も増えます。
住宅ローン控除とすまい給付金を合わせれば、増税前よりもお得になるケースがありそうです。
【新制度】次世代住宅ポイント
・2020年3月末までに契約の締結等をした方
「次世代住宅ポイント」は消費税増税に合わせてつくられた新しい制度です!
省エネや耐震などの基準を満たす住宅に30万ポイントが付与されます。
さらに、性能が高い家を建てたり、家事負担が軽減できる設備を設置すると最大5万ポイントが加算されます。
ポイントは省エネ家電や子育て用品などの商品と交換できます。
2020年1月13日時点で3万9344点も対象商品がありました!
下記のリンクから商品が見られますのでぜひご覧ください。
▶次世代住宅ポイントの交換商品一覧
贈与税の特例で非課税枠が2倍以上にアップ!
・2019年4月から2020年3月末までに契約を締結した方
親や祖父母からの援助を受けて家を建てる場合、贈与税がかかります。
贈与には税金がかからない「非課税枠」があります。
消費税8%のときは非課税枠の上限が700(1200)万円まででした。
消費税10%になったことで非課税枠の上限が2500(3000)万円まで拡充されます!
めちゃくちゃ大幅アップ!
※一定基準を満たす住宅を住宅は( )内の金額に加算されます。
しかし、注意が必要です。
この特例は2020年4月以降になると2500万円→1000万円に下がります。
つまり期間限定の特例ということ。
もし、親や祖父母から多額の贈与を受ける場合は2020年3月末までに契約を済ませる必要があります。
今からだとギリギリ間に合うかどうか…ってところですね。
お得な制度の注意点
いずれの制度も期間限定の特例となっています。
期限を過ぎたり、予算額に達し次第終了となります。
「次世代住宅ポイントが欲しいから早く建てなくちゃ!」と焦るかもしれませんね。
でも、それはおススメしません。
なぜなら、このような支援制度でもらえる金額は数十万円です。
家の価格は数千万円するものなので、数十万円のために焦って家づくりを進めるべきではありません。
ちゃんと考える暇がなくて、勢いで建てたとします。
後になって「あの時もっと考えておけば良かった!」と思っても遅いのです。
仮に上記の支援制度が終了したとしても、また新しい支援制度ができるかもしれません。
「もらえたらラッキー」くらいの感覚でいるのがいいと思います。
せっかくチャンスがあったのに、知らなかったがために貰えなかった…というのは勿体ないです。
お家を建てるときは、自分で調べるなり住宅会社に相談するなりして、機会を逃さないようにしてくださいね。