「お得な土地」が一般市場に出ることはある?
「お得な土地が一般市場に出ることはある?」という質問にお答えします。
結論から申し上げますと、お得な土地が市場に出ることは、ほとんどありません。
滋賀県は比較的、土地の価格が安いエリアです。
とはいえ、大津市や草津市などの都心部は、坪50万円や坪100万円といった高額の土地も存在します。
「利便性がいいので都心部に住みたい」という方は多いです。
ニーズが多いということは、それだけ競争率も高くなります。
高くても売れるので、価格設定が高くなります。
ということは、人気エリアにある土地は誰でも購入できるわけではありません。
そうなってくると「不動産屋に相談したらお得な土地情報を教えてくれるかも!」と思いますよね。
■掘出し物の土地
■市場に出回っていないお買い得な土地
■相場よりも安い土地
不動産屋なら、そういう土地の情報をたくさん持っているはず…。
その通りです。不動産屋はお得な土地の情報を持っています。
でも、お得な価格のまま売ってくれるとは限りません。
通常は、土地の仕入価格に利益を上乗せして販売します(土地の流通には何パターンかありますが今回は割愛します)。
できるだけ利益を多くしたいので「仕入れは安く・販売は高く」と考えます。
せっかく安く仕入れたものを、そのまま安く売る不動産屋はほとんどありません。
冷静に考えると分かることなのですが、なぜか「不動産屋や住宅会社ならお得な土地情報をくれる」と勘違いされがちです。
残念ながらそんなことはありません…。
人気エリアでの土地探しにおいては、条件と価格のどちらかを妥協することが必要です。
コロナ後は土地の価格が上昇傾向にありますので、悩んでいるうちにどんどん高くなっていく可能性もあります。
妥協して早く決めるべきとは言いませんが、いつまでも探し続けるより、希望エリアを広げたり予算を上げたりして調整することをお勧めします。