社員旅行で能登半島地震の被災地を視察
先月のことになりますが、社員旅行で石川県七尾市、穴水町、輪島市を視察してきました。
「能登半島地震」の現状を見るためです。
私たちは日頃から「耐震性」がいかに重要かを伝えています。
しかし、スタッフの誰も大規模な震災に遭った経験がなく、当事者として地震の恐ろしさを体感したわけではありません。
大地震の被害に遭うとはどういうことなのか……。
家がどうなってしまうのか、街はどうなってしまうのか。
自分の目で見るべきだということで、社員旅行の行き先として決定しました。
【注意】
下記に資料として撮影した被災地の写真を掲載いたします。観光気分で撮ったものではありません。
個人宅の写真はプライバシー保護のためボカシを入れておりますが、削除の要請がありましたらすぐに対処いたします。ホームページのメールフォームよりご連絡ください。
七尾市に入るとあちこちでアスファルトが隆起したり、陥没していた。土砂崩れに巻き込まれた車がまだそのままの状態。
外壁が剥がれ落ちた家は、ブルーシートで養生された状態。
平屋だったか、2階建てだったか定かではないが、屋根が落ちてしまった家。
輪島市の歩道。ブロックが隆起したまま固まっていた。自転車はおろか歩行者が歩くのにも危険が伴う。
テレビでよく目にした「五島屋」の7階建てビル。根元から大きく倒れたままの状態で存在していた。あまりに現実離れしすぎていて、映画のセットのようだと感じた。
建物全体がななめに歪んだ個人宅。雨ざらしで放置されていたようで、障子はボロボロだった。直せる状態ではなく、取り壊しを待っているのだろう。
輪島市 朝市通りの大規模火災現場。焼け跡のがれきは大部分が撤去されていたが、コンクリートだけが虚しく残っていた。4階建てのビルはまだそのまま。この日もあちこちで重機の音がしていた。
7月末の時点で上記のような状態で、復興はまだまだこれから……といった雰囲気でした。
仮設住宅があちこちに建っていましたが、被災者がこの猛暑の中で過ごされていると思うとやりきれない思いです。
今回の視察を活かして、これからもARCHは「安全・安心」な家づくりをしていきたいと思います。