冬の結露対策、実は「窓の選び方」で9割決まる
寒い朝、窓がびっしょり濡れていて、気づいたらカビている…。
そんな「冬の結露」に悩まされた経験はありませんか?
実はこの結露、窓の性能と選び方でほとんど防ぐことができます。
今回は、滋賀県の冬にも強い “結露しにくい窓” を選ぶためのポイントを、家づくりのプロ視点で解説します。

なぜ結露は発生するのか?
結露は、「室内の水蒸気が冷たい窓に触れて、水滴に変わる現象」です。
つまり、室内の湿度が高く、窓の表面温度が低いほど発生しやすくなります。
冬場に結露が起こる主な原因は次の3つです。
・外気温が低く、窓が冷えやすい
・室内で加湿器や料理によって湿度が上がる
・窓の断熱性が低い(アルミサッシなど)
結露を防ぐには「窓の断熱性」が鍵!
窓の結露対策で最も効果的なのは、断熱性能の高い窓を選ぶことです。
同じ家でも、アルミサッシと樹脂サッシでは窓表面温度に5〜10℃の差が生まれます。
樹脂サッシ+Low-Eトリプルガラスを採用すると、外気が0℃でもガラス表面温度が約15℃前後をキープでき、結露しにくく快適な環境を維持できます。
断熱性・気密性に優れた樹脂サッシ
結露を減らすための設計アイデア
ARCHでは、窓の種類だけでなく「配置」も重視しています。
・南側に大きな窓を配置し、日射で自然に暖める
・北面・水まわりの窓は小さくして冷気を防ぐ
これらの工夫で、結露を抑えつつ明るく快適な空間を実現しています。
よく日が当たる南面には大きな窓を配置
水廻りや玄関は採光のため小さい窓を配置
Low-Eガラスの仕組みを理解しよう
Low-Eガラスは、特殊な金属膜が室内の熱を反射して逃がさない仕組み。
冬は暖房の熱を室内に戻し、夏は日射をカットする “オールシーズン効く断熱” です。


結露を防ぐことは、家を長持ちさせること
結露を放置すると、サッシ周りのカビや木材腐食、断熱材の劣化につながります。
つまり、「結露を防ぐ=家の寿命を延ばす」ことにも直結します。
高性能な窓は初期費用こそ上がりますが、快適性・メンテナンスコスト・光熱費をトータルで考えると、圧倒的に“コスパの良い選択”です。
まとめ
結露は、掃除や除湿では根本的に解決できません。
「窓の性能」こそが、最も確実な対策です。
家づくりを検討している方は、ぜひ「サッシ・ガラスの種類」に注目してみてください。
東近江市にあるARCHのモデルハウスでも、すべての窓に樹脂サッシ+Low-Eガラスを採用しています。
さらに、ハニカムシェードを併用しているので、夜間に室温が下がるのを防ぎ、朝から夜までずっと快適。
ぜひ実際にご覧いただき、体感してみてください。

モデルハウス見学のご予約は下記のページから承ります。
