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南向きの土地じゃなくても明るい家は叶う!パッシブ設計でつくる快適な暮らし

そもそも「南向き=明るい家」って本当?

家づくりのご相談でよくあるのが、「南向きの土地が理想ですよね?」というご質問。でも実は、南向き=明るいとは限らないんです。

 

▶ 多くの人が南向きの土地を選ぶ理由

南向きの土地は、日当たりが良くて洗濯物も乾きやすい、冬でも部屋が暖かくなる…そんなイメージがありますよね。もちろんこれは一理あります。でも「土地の向き」だけに頼った家づくりには、意外な落とし穴もあるんです。

 

▶ 実際の暮らしで起こる「南向きの落とし穴」

例えば、南向きでも隣の建物が高ければ日差しは遮られます。また、リビングが南側にあっても窓が少なかったり、軒が深すぎたりすると室内は暗くなりがちです。つまり、「明るさ」は土地の向きだけでは決まらないんです。

 

 

 

南向きじゃなくても明るい家にする方法がある

土地の向きが希望通りじゃなくても落ち込まないでください!設計の工夫次第で、どんな向きの土地でも明るい家はつくれます。

 

▶ 鍵は「パッシブ設計」にあり!

パッシブ設計とは、自然の力(太陽・風・光)を上手に取り入れる設計手法のこと。冷暖房に頼りすぎず、快適な室内環境をつくれるため、環境にも家計にもやさしい設計です。

 

冬至の日当たりシミュレーション

 

夏至の日当たりシミュレーション

▶ 太陽の動きと建物の関係を読む

太陽は一日かけて東から昇り、南を通って西に沈みます。パッシブ設計ではこの動きを読みながら、「どの時間帯にどこから光が入るか?」を考えて間取りや窓の配置を決めていきます。

 

▶ 「窓の配置」と「室内の光の通り道」がポイント

東や北向きの土地でも、吹き抜けや高窓を使えば光を上から取り込めます。さらに、室内の壁を抜け感のある素材にしたり、間仕切りを工夫したりすることで、家の中に光が回りやすくなるんです。

 

 

パッシブ設計ってどんな考え方?

パッシブ設計の基本は、「自然の力(太陽・風・地熱など)を活かして、できるだけ機械に頼らずに快適な住環境をつくる」こと。太陽の熱を冬は取り込み、夏は遮る。風の通り道をつくって自然に換気する。機械任せではなく、自然と調和した住まいを目指します。

 

▶ パッシブ設計で得られる3つのメリット

①一年中快適な温熱環境

夏は涼しく、冬は暖かい。間取りを工夫すれば、廊下やトイレまで快適な室温になります。

 

②光熱費の削減

冷暖房がよく効くため、消費電力を抑え、電気代の節約にもつながります。

 

③暮らしの質の向上

自然光で目覚める朝、風が抜ける心地よいリビング…。毎日の暮らしが、ちょっと幸せになります。

 

 

【実例紹介】南向きじゃないけど明るい家

「実際にそんな家、本当にあるの?」という声にお応えして、当社で建てた実例をご紹介します。

 

▶ 東向きの土地で実現した明るいLDK

このお宅は前面道路が東に面した土地ですが、朝の光をたっぷり取り込む大きな窓と、吹き抜けの高窓で昼間でも明るさを確保。さらに南面に庭を設けることで、隣家との距離を取り、光が入りやすい間取りになっています。

 

▶ 北向きでも暗くない!光を呼び込む間取りの工夫

北向きの土地で建てたこちらのお宅では、2階リビングにすることで日当たりを確保。広めのバルコニーを設けてテラスとして使えるようにしました。結果として裏の家からの視線も気にならず、過ごしやすいリビングになりました。

 

 

まとめ:土地の向きに縛られず、理想の暮らしを

「南向きじゃないから…」と妥協してしまうのは、もったいないこと。本当に大切なのは、「どんな暮らしがしたいか?」という視点です。

パッシブ設計を取り入れれば、土地の向きに関係なく、明るく快適な住まいを実現できます。理想の家は、土地ではなく設計でつくるもの。家づくりの選択肢、もっと広げてみませんか?

 

「土地ってどう選べばいいの?」

「探してるけど、なかなか決められない…」

という方は、ぜひお気軽にご相談ください。土地探しのご相談を承ります。

 

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ARCH

滋賀県東近江市にある工務店 ARCH
高性能高機能な家づくりを行っています

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