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大雪後の点検チェックポイント

滋賀県は地域によって積雪量が異なる

滋賀県は北部と南部で積雪量に大きな違いがあります。北部は豪雪地帯に分類される地域があり、積雪量が多いため、屋根の負担や雪害への備えが必要です。一方、南部は比較的雪が少ないものの、急な降雪による影響を受けやすく、点検が重要になります。

 

出典:全国積雪寒冷地帯振興協議会

 

 

滋賀県北部と南部それぞれの特徴

北部の特徴

北部で長期間の積雪が続くと、屋根の雪が溶けずに積もります。日中、晴れ間があると表面の雪が溶け、夜間にまた積もることもあります。すると、雪の層ができ滑り落ちやすくなるため、適切な補強や雪止めの設置が求められます。

 

南部の特徴

南部では降雪が少ないため、屋根に雪が積もること自体が少ないですが、急な積雪で雪の重みによる屋根やカーポートの破損リスクが高まります。雪が少ないことで対策が十分にされていない家もあるため、急な大雪のときに被害が出やすくなります。

 

 

大雪の後に確認すべきチェックリスト

1.屋根のたわみやひび割れ
雪の重みで屋根材が変形していないか

雪の重みで押しつぶされた倉庫です。住宅がこのようになることは無いと思いますが、隣家に古い建物がある場合は倒壊の二次被害を受ける可能性があるため、注意が必要です。

 

2.雪止め・雨樋の破損

・雪止めや雨樋が外れていないか、しっかり固定されているか

・雨樋の詰まり・変形:氷や雪の重みで外れたり詰まったりしていないか

 

3.雨漏り・吹き込みの痕跡

・室内の天井や壁にシミができていないか

・給気口や排気口に雪が詰まっていないか(強風によって下から吹き込んでくることがあるため)

 

4.フェンスや門扉の変形

・雪の圧力で歪んだり、割れたりしていないか

 

5.植木や庭木の折れ

・枝が雪の重みで折れていないか

 

6.駐車場やポーチなどのひび割れ

・雪解け水の浸透によるダメージがないか(割れたまま鉄筋が出ていると錆が広がる可能性も)

 

 

早めの点検が家を守る!雪害による修理費用を抑えるコツ

■定期的なメンテナンス

毎年、雪が降る前に点検をするのがおすすめです。雪止め、雨樋がちゃんと付いているか、地上からでは見えづらい箇所だと思います。施工会社による定期点検の際に見てもらうなど、プロに任せるのもいいと思います。

 

■異常を見つけたら早めの修理

小さなダメージを放置してしまい、被害が拡大することがあります。気になるところがあれば早めに対処しましょう。ダメージが少ない方が修繕費用も安く済みます。

 

■保険の確認

火災保険の「雪災」で補償されることがあります。ご加入の保険が「雪災」対応しているかを確認しておきましょう。もし、保険を使う場合は写真の提出を求められることがあります。被害状況の写真をたくさん撮っておきましょう。

 

 

 

まとめ

大雪後の点検は、滋賀県北部と南部で異なる視点が求められます。北部では雪の重みによる屋根や構造物の負担が大きいため、こまめな点検と補修が重要です。一方、南部では突然の積雪が設備に与える影響を見極め、早めの対策を行うことが大切です。定期的なチェックと適切な補修を行い、安全で快適な住まいを維持しましょう!

ARCH

書いた人

ARCH

滋賀県東近江市にある工務店 ARCH
高性能高機能な家づくりを行っています

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