高性能住宅を建て続けてきたARCHアドバイザーが思う事
週1回スタッフブログを上げることが松居の目標の一つです。
今回は「何を伝えようかな~」と考えている中、過去のスタッフブログを一番古いものから振り返っておりました。
ARCHも今年の9月で10年目がスタートする中で、懐かしいブログのネタがあったり、写真があったり、今は居てないスタッフの記事を読んで微笑ましく感じたりと、ちょっと見入ってしましました(笑)
そして創業から現時点での新築のお引渡ししたオーナー様の数は71組。
多いのか少ないのかはわかりませんが、71組のオーナー様がARCHの家づくりに共感くださり、ARCHが常日頃からお伝えしている「安心安全で快適で経済的に長く暮らせる家」が必要だと感じてくださって現在建てたお家で暮らしていただいております。
そしてこの71棟のお家全てが高性能住宅(気密C値0.5以下・断熱UA0.46以下・耐震等級3・白蟻被害がなく腐らない構造材の緑の柱)です。
それ以外のお家は一切建てておりません。
高性能な家を建てたい訳ではなく、建てたお家に暮らされるお客様にとって、家にとって、現時点で高性能な住宅をご提案することが一番ベストだと思い、そしてより長く暮らし続けるためには高性能な住宅が必要だと感じたから今日に至ります。
創業当初はほとんどのお客様が気密?断熱?耐震?という感じでした。
しかし現在ではそれが当たり前になってどこの会社に行っても高気密高断熱の言葉は出てくると思います。
我々にとってはそういったお家が増えることが嬉しかったのですが、たまに高気密高断熱と聞いて(違う会社で)建てたのに実際住んでみたら冬めちゃくちゃ寒くて、ARCHにリフォームの相談に来られる方がいらっしゃいます。
それを聞くと悲しくなりますね。お客様からしたら高気密高断熱の記載があれば、冬暖かく夏涼しいと思うのは当たり前。
しかし本当に性能を担保出来る家を建てるにはそう簡単ではないという事が、ずっとやり続けてきた我々は知っています。
(数値も大事ですが、数値だけでは冬暖かく夏涼しいと限らない。)
ぶっちゃけよく言われるのが「ARCHさんは(イニシャルコストは)他社さんに比べてちょっと(価格)高かったけど、信頼出来たし、スタッフが良かったから決めました」と。
そして住まわれてから「ARCHさんで建てた価格の価値が住んでからよくわかった」と言われることが多いです。
会社を決めた時点では、どうしても目に見える物=価格になってしまいがちです。
目に見えない安心・安全・快適はなかなか価格に結び付かないものです。そして資金計画にも見積にも高性能を担保する施工方法や丁寧さの細かい価格は書かれておりません。
ましてや経済的というのは、長年住んでトータルで計算した時にやっと経済的だったとわかるものだと思います。
だからどうしても会社選びの際に「ARCHさんは他社に比べて高かったので、すみません」と言われることも実際にあります。
が、他社さんで建てられた方が別のご相談に来られた際に、「建てた会社より、最終はARCHさんの方が安かったから、ARCHさんにしておけば良かった…」と言われることもあるんです。そんなお声を聞くとあの時にもっとお伝えすることがあったのでは?と私自信も申し訳ない気持ちになったりします。
過去のブログを読み返して、今私がブログで何を伝えられるんだろう…と考えていたら、このような内容になりました(笑)
実際、来店されらお客様にお話ししている内容でもあるのですが、ブログで書いたことがないなと思い書いてみました。
これから家づくりをされる方が高性能住宅に失敗してほしくなく、少しでも参考になったらいいなと思います。