【世帯年収500万円・子ども2人】この状況で家づくりは現実的?

例えば……
・夫 年収350万円
・妻 年収150万円(共働き)
・子ども 3歳・5歳
・貯蓄 300万円
・土地はすでにある
「この状況で、家づくりって可能ですか?」
実際によくいただくご相談です。
結論から言うと――可能性はあります。
ただし、“慎重な計画”が前提です。
まず、今の家計を見える化する
《世帯年収500万円の実態》
・額面年収:500万円
・手取り年収:約400万円前後
・手取り月収:約33万円
住宅ローンの無理のない目安は手取りの25%以内。
▶ 安心ライン:月8万円前後
ここが一つの基準になります。
3,000万円借りた場合の返済額
【試算条件】
・借入額:3,000万円
・金利:0.7%(変動想定)
・期間:35年
・元利均等返済
・ボーナス払いなし
▶ 月々返済:約80,000円
安心ライン“ちょうど”です。
つまり、成立はするが余裕はない水準です。
これから本番を迎える「教育費」
現時点でお子さまが3歳・5歳だとすると、教育費のピークは約13〜15年後。
仮に私立理系大学の場合、4年間で約600〜700万円かかることもあります。(2人分で1,000万円超)
もちろん全額を一度に払うわけではありませんが、今から毎月3〜5万円の積立は必要です。
つまり――
住宅ローン8万円
+教育費積立3〜5万円
=月11〜13万円
手取り33万円の中で、このバランスをどう取るかが鍵です。
貯蓄300万円はどう考える?
家づくりの際、
・登記費用
・火災保険
・引越し
・家具家電
で200〜300万円かかる可能性があります。
すると、貯蓄から出した場合、手元資金はほぼゼロになってしまいます。
しかし、生活防衛費として最低でも生活費6ヶ月分程度は残しておきたいところです。
貯蓄から諸費用・頭金を出すのか、出さずに手元に置いておくのか、よく検討すべきポイントです。
現実的な“安心ライン”
このご家庭の場合、より安全に考えるなら
✔ 建物予算:2,700〜2,800万円
✔ 月々返済:7万円台
✔ 教育費積立:月3〜5万円確保
この形がバランスの良い水準です。
それでも3,000万円にするなら?
以下の条件が整えば可能性は高まります。
・車ローン、奨学金返済などが無い
・奥様の収入継続見込みあり
・ボーナスに頼らない家計
・金利上昇(1.2%程度)でも耐えられる試算をする
仮に金利が1.2%になった場合、3,000万円の返済は約88,000円になります。
ここまで見越して判断することが大切です。
「借りられる」ではなく「返せるか」
実は、銀行はもっと貸してくれる可能性があります。
しかし大切なのは、
✔ 教育費を守れるか
✔ 老後資金を削らないか
✔ 旅行や外食を我慢しすぎないか
世帯年収500万円・子ども2人でも、土地があれば家づくりは現実的です。
ただし、
3,000万円 → 成立はするが余裕は小さい
2,700万円台 → 安心度が上がる
この違いは大きいです。
大切なのは「いくら借りられるか」ではなく「生活に負担なく返済できるか」です。
まずはライフプランと資金計画をしましょう

私たちは建てることを急がせる会社ではありません。
家づくりを検討し始めたら、土地探しよりも前に教育費や将来設計を含めて“数字を整理するところ”からお手伝いしています。
「自分たちの年収で家を建てられるのかな?」
そんな不安や疑問をお持ちの方は、まずは資金計画の確認だけでもお気軽にご相談ください。
※本記事は一つのモデルケースです。最適な予算はご家庭によって異なりますので、詳細は個別の資金シミュレーションでご確認ください。