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建築現場レポート

東近江市「長勝寺の家」内外部進行状況

今週までの進捗の報告です。

外から見ても大きな変わりは無いように見えますが、着々と工事は進んでいます。

足場で見えにくいですが、外部の面材が全面張られ、窓が取り付けられました。

大工さんが一人で頑張ってくださっています。

この青いボードが耐力面材です。

筋交いに替わるもので、釘の間隔まで決まっています。

今週の中ごろには行政の中間検査を予定しています。

2階もこのように面材が張られます。

くりぬかれたところは窓が入る部分です。

そして窓部分の防水処理をします。

ここがかなり大事なところで、いい加減な施工では水が入ってきてしまいます。

ARCHでは特殊なテープやシートを使い防水処理をします。

見えないところほど家の性能を高めるために大切になってきます。

窓が入りました!

四方にあるシート状のものが透湿気密シートです。

断熱材の上に施工するシートで、壁の中に湿気が入らないようにするものです。

あらかじめサッシの廻りに入れておくことで、壁のシートと連続してつながるようにしています。

ここも後では出来ないので、先に入れておくことが重要です。

玄関ドアの枠も入りました。

ドア本体はしばらく仮のドアを入れる予定です。

 

屋根も完了しました。

写真で見えている部分が棟(むね)の換気部材です。

ARCHではこの換気部材を棟の全長に入れています。

一部しか入れていない施工をよく見かけるのですが、それでは屋根の換気が出来ていません。

十分に換気できていないと屋根の板が湿気ですぐに腐ってしまいます。

屋根は過酷な外部環境の影響を一番受ける場所です。

換気の部材は高いですが、家を長持ちさせるためには大切な部分です。妥協できません。

屋根の仕上がりです!

これで雪が降ろうと安心です。

 

 

外部の塗装も8割方終わっています。

右側に写っている黒いシートが屋根の1重目の防水の役目をしてくれます。

外壁にも同じシートが張られて、このシートと重ねるように施工していきます。

これも防水処理の大事なところです。

 

 

その他、電気の線や換気の施工が始まっています。

まずは壁を貫通する部分からですが、この部分も気密と防水の大切な部分です。

専用の特殊部材を使いながら、テープやコーキング、ウレタンなどで気密処理を

しながら、注意深く施工していただいています。

電気の引込部分。

コーキングで隙間をなくします。

 

エアコンや換気のダクト貫通部分です。

 

先週まではこのような目に見えなくなる防水や気密の大切な工程でした。

しっかりした下処理がお家の性能や耐久性に大きく影響します。

今週は外部のシートが張られ、黒い外観に変わっていきます。

気密測定や、中間検査なども控えていますので丁寧に仕事を進めていきたいと思います。

 

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