送風のひと手間でエアコンのカビを防止しよう|結露しない方法
久しぶりにエアコンをつけたとき、カビ臭い匂いを感じたことはありませんか?
もしかすると結露によって発生したカビが原因かもしれません。
エアコンからの不快な臭いの原因は?
エアコン内に蓄積したホコリとカビがエアコンの風とともに吹き出し、イヤな臭いの原因になると考えられます。
皆さんのご家庭のエアコンは、こんな風になっていませんか?
もうすでにこれくらい汚れた状態なのでしたら、専門業者を呼んで洗浄しましょう。
このままの状態で使い続けると、ホコリやカビによって気管支炎や喘息を引き起こす危険があります。
エアコンを綺麗に使う毎日のひと手間
洗浄が終わったらキレイな状態を保つお手入れ方法を実践していきたいと思います。
お手入れのコツは2つです。
①こまめにフィルターのホコリを取る
②消した後は30分~2時間程度「送風運転」をする
①こまめにフィルターのホコリを取る
エアコンのカバーを開けるとフィルターがあります。
このフィルターをきれいにしておくと電気代が節約できる、という話を聞いたことはありませんか?
確かにフィルターがきれいだと運転効率が良くなるので電気代を抑えることが出来ますが、それよりなにより、こんなところにホコリを溜め込んでしまっては健康被害のほうが心配です。
喘息になって病院代がかかる…ということを考えたら、電気代よりもお金が掛かってしまいますよね?
ですので、電気代のことよりも健康のことを意識して、こまめにフィルターのホコリを取ってあげましょう。
掃除機でホコリを吸い取り、柔らかいスポンジで水洗いします。
そのあとよく乾かして元に戻します。
このとき、完全に乾いていないとカビの原因になるので注意してください。
②消した後は30分~2時間程度「送風運転」をする
これが実は、誰も教えてくれなかったエアコンの使い方のコツです。
エアコンで冷房を使ったあと、すぐに切るのではなく「送風」で30分~2時間程度運転させます。
「切」タイマーにしておけば安心ですね。
たったこれだけ!
つい忘れがちになりますが、習慣にしてしまえば実践できると思います。
なぜ「送風」にするのかというと、冷房を使った後はエアコン内部が結露します。
夏に氷を入れたグラスを放っておくと結露して水滴がつくのと同じですね。
エアコンの内部で同じことが起こってしまうと、水滴が原因でカビが生えます。
夏の蒸し暑い時期というのはカビにとって最高の環境ですから、あっというまに増殖します。
ですので、エアコンで冷房を使うときは「結露しないようにする」ことが大事なんです。
ちなみに、送風運転で掛かる電気代は1時間あたり約0.3円(6畳用エアコンの場合)です。
毎日2時間ずつ送風運転をしても、1カ月の電気代はたった18円です。
汚れたエアコンのせいで、体調を悪くして薬を買ったり、仕事を休んだり…ということを考えると、エアコン送風を実践する方が良いですよね。
今年はもうすぐ夏が終わってしまいますが…。
エアコンの洗浄をしたことがないご家庭はぜひこの機会にクリーニングして、来年の夏に備えてくださいね。