木材について① パイン材
パイン材とはマツ科(針葉樹)の木からとれる木材のことをいい、パインという樹種はありません。
パイン材は種類が多く50種類以上もあり、暖かな赤道直下の国の原産もあれば北の寒い国が原産のものもあります。
イエローパイン、ホワイトパイン、ポンデロッサパイン、欧州アカマツなどが有名で針葉樹特有の柔らかさから
DIY用の素材としても非常に人気があります。
僕の実家にはパイン材がフローリング、家具などたくさん使っており,お気に入りの木材です。
マツ科の木の特徴は色が明るくて、柔らかくて温かみがあり、美しくて大きな木目、時が経つと味わいが増して
味が出てナチュラルな雰囲気があります。
針葉樹特有の木の香りがあるため癒し効果が期待でフローリングや家具に使用されることが多いです。
【パイン材のメリット①】
熱伝導率が小さいのでフローリングとして使用すると冬に裸足でも急激に体温を奪われることがなく、快適に過ごすことができ、夏は外からの熱が伝わりにくいので涼しく過ごせることです。
【メリット②】
その他の木材に比べてもパイン材は柔らかくて吸収力が大きいので、足腰にも優しくて触り心地がいいです。
【メリット③】
無垢材のなかでも流通が多いめ価格が安く、軽くて加工がしやすいのでDIY愛好家にとって非常に親しみやすい木材です。
デメリット1としてはパイン材は特に柔らかいため表面硬度も高くないので、とても傷がつきやすいです。
何か物を落としたりするとへこみますし、引っかけたり引きずると傷がついてしまいます。
デメリット2は基本的に明るい色をしているパイン材ですが油分が多いので年数が経ち使用しているうちにだんだん
色が濃くなっていくので、それを味が出てきたととらえられる人はいいのですが色の変化に残念がってしまう人がいることです。
デメリット3、これはパイン材に限ったことではないのですが、無垢材はどうしても変形してしまう性質があります。
木材になった後でも呼吸をしているので湿度が高いときは空気中の水分を吸い込み、逆に湿度が低いときには空気中の水分を放出します。
それによって膨張、収縮、反りや割れなどの変形を起こしてしまいます。
このようなメリット、デメリットがありますので参考にしてみてください。