無垢材の凹み補修【自分でできる簡単な方法】
息子が保育園でコマをもらって帰ってきました。
ヒモの巻き方を教え、投げ方を教え、頑張って練習しているのをほほえましく見ていましたが
その晩、何気なく床に座っていると、無垢の床には無数の凹みが。
あーあと思いつつ、補修をしてみようということでやってみました。
実は無垢材、簡単に凹みを直せます。
お客様に何度か言葉では説明したことがあるのですが
おそらく試された方はほとんどいらっしゃらないと思います。
そこで今回は写真付きで無垢材の凹みの補修の仕方を紹介したいと思います。
① 凹みに水を垂らす
ちょっとわかりにくいかも知れませんが、板の真ん中ほどに凹みがあります。
指で触ると結構凹んでいる感じがします。深さは2mmから3mmぐらいです。
凹みの上を覆うように水を垂らすか、水に塗らしたテッシュなどを置くのもOKです。
②しばらく置く
この状態は水を垂らして1時間ぐらい置いてふき取った後です。
凹んだ部分に水がしみ込んで膨張しています。
色が変わっているのがわかります。
③濡れたタオルを置いてアイロンがけをする
タオルなどを濡らして絞ります。水が垂れない程度に絞ってください。
その上からアイロンがけをしてください。
タオルが濡れているのでスチームなしでも大丈夫です。
今回は温度を中に設定してタオルがほぼ乾いた状態になるまでアイロンで押えました。
④ほぼ完了
指でなぞると少し凹んでいるのがわかるかわからないかぐらいです。
熱い蒸気があたった後なので周辺の木目が多少毛羽立っている感じです。
このあとは目の細かいサンドペーパーで少しこすってから
蜜蝋ワックスなどで脂分を補給してあげてください。
大工さんに聞いたのですが椿油でもいいそうです。
どうでしょう。簡単ですね。
家にあるもので無垢材は補修できます。
これは家具やカウンターなどでも出来る方法ですが
気を付けていただきたいのは、その無垢材がどのようなもので塗装されているかです。
ウレタン塗装などの表面に膜が張って光沢のあるようなものはお勧めできません。
オイル塗装などの浸透系の塗装であれば大丈夫です。
あともう1つ。
傷は新しければ新しいほど直しやすいです。
古い傷ほど直りにくいのでご注意を。
大掃除のついでに気になる床の傷があれば一度お試しください。