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築4年目の長浜市「小堀の家」で気密測定

長浜市「小堀の家」は当社の一級建築士の自邸です。
今回、築4年目に際しまして、気密劣化の具合を調査すべく気密測定を実施しました。

 

リビングの窓を使って測定します。
気密測定をするときは、写真のようにビッチリとテープを貼り、空気が漏れないようにします。
この作業を怠ると正確に測定できません。
測定自体はすぐ終わるのですが、準備に時間がかかります。

 

機械を操作して、測定開始。

測定は気密のプロにお任せしているので、機械の詳しいことは分かりません……。
開始するとグレーの筒内にあるプロペラが回り、室内が少し負圧になります。

 

結果は0.36でした。
機械のモニタでは四捨五入されるので0.4と表示されています。

 

新築時の数値が0.24だったので、やや気密が悪くなっているようです。
それでも0.36ですから、十分に高気密と言えますね。

また、木材の伸縮は4年もたてばだいぶ落ち着いていますので、動き切っている可能性があります。
築10年目くらいにまた測定して、どんな変化になるのか調査したいと思います。

 

 

気密劣化の原因は?

劣化の原因として考えられることは「木材の伸縮」「ドアなどのパッキンの劣化」などが挙げられます。
築4年なのでパッキン劣化はあまりないと思いますが、永遠に劣化しない素材なんてありませんので、いつかは隙間が空いてくるでしょうね……。

劣化の進行具合は、使われている素材や施工レベルによって差が出そうです。

 

 

気密劣化するなら高気密じゃなくなるのでは?

そもそも「高気密」というのが曖昧な言葉です。

0.1~0.5くらいなら、高気密と言っている業者が多いと思います(当社もそのレベル)。
ただ、誰かが決めたわけじゃないので1.0で高気密と言っても間違いではありません。
「高気密かどうか」という問いに答えがないんですよね……。

 

気密性能にこだわって家を建てるなら「気密性は劣化していく」ということを理解しておけばいいと思います。
そういう意味では「C値は小さければ小さいほどいい」のかもしれません。
劣化したときにも安心ですから。

 

ちなみに、そもそも気密性能が低い家は年数が経つほど悪くなります!
構造材の劣化や、水漏れ、壁内結露などで隙間が広がっていく感じでしょうね。

燃料代がどんどん値上がりしているし、生活費を抑えようと思ったら、ある程度の性能は確保しておきたいものです。

Kojima

書いた人

Kojima

広報・販促など色々手掛けるARCHの裏方
高性能住宅を日本のスタンダードにするのが夢
食べることが好きな健康オタク

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