お家の価格の「安い」「高い」の基準は何ですか?
お家の価格、気になる項目ですよね。
このお家の価格の意味は、多くのお客様が「家を建てる費用(イニシャルコスト)」という認識だと思います。
もちろん建てる会社さんによって価格に含まれている内容は違うし、こだわるポイントによっても違ってくるし、お家の価格ってなかなかわかりにくい項目です。
しかしお客様はこのお家は「安い」「高い」と判断しておられます。
その判断基準は何でしょうか?
何を基準にして「安い」「高い」と判断されておられるのでしょうか?
例えば現在検討中の住宅会社さんが2社(A社・B社とします)あるとします。
A社は33坪2000万
B社は30坪2500万
ここで言う「安い」は坪数も大きくて価格がB社より安いA社、「高い」はB社という感じでしょうか?
お家の仕様や価格の中に含まれている内容を比較したらいかがでしょうか?
A社は別途費用(オプション工事含む)が300万必要です。
B社は別途費用はなく、オプション工事もある程度入っています。
それでも、まだA社の方が大きくてB社より「安い」という認識ですよね。
では、住まわれてからのメンテナンス費やランニングコストを比較したらいかがでしょうか?
(防蟻工事・外壁工事・光熱費で比較。エアコン2台買替・長期優良住宅(耐震3)は共に同じ)
A社は35年間のメンテナンス費やランニングコストの総額が1550万必要。
B社は耐久性や性能をこだわりにしているので35年間のメンテナンス費やランニングコストの総額が880万必要。
お家の価格+35年間のメンテナンス費やランニングコストの総額で検討したら、
A社 32坪 3850万
B社 30坪 3380万
A社はB社より坪数は大きいですが、価格が「高い」になります
この例で言うと基準にしているのはA社とB社だけの価格だということです。
一生の家づくりの価格を住宅会社の提示にしている価格を基準に判断して大丈夫でしょうか?
提示されている価格の内容、施工方法をしっかり把握して判断して行きましょう。
家づくりのお値段というのは、そのお家に家族が住まい続ける限り、費用が発生します。
そして住まい続ける期間、沢山のライフイベント(出産、教育資金、車・家電の買い替え、趣味や旅行…)もあるので、その費用もしっかり確保し、安心して過ごせることが絶対条件ですので、それが出きるお家の価格をまずは把握して、家づくりを進めてくださいね。
それがご家族の価格の基準です。
家を建てて、生活が苦しくなれば「高い」家だということです。
特にお子様が現在小さくて、家を建てるのであれば、お子様にお金がかかるときに、メンテンス費がかかってきますので要注意ですよ。