滋賀県彦根市【断熱リフォーム】before→afterを施工事例で比較
滋賀県彦根市で設計施工させていただいた断熱リフォームの写真を比較してみました。
こちらのお家は、間取りはあまり変えていません。
お家を支えている柱や梁は残したまま、撤去しても問題ない壁を取り除いたり、ドアや襖を取り払いました。
壁が無くなったことで、窓の大きさは変わっていないのに、室内がとても明るくなりました。
■外観
外壁に使われていたタイルはそのまま残し、タイルの上に断熱材を施工。
そして塗り壁で仕上げました。
テラスの柱は鮮やかな水色が目立っていたので、茶色に塗り直しました。
全体的に落ち着いたトーンの外観に変身しました。
■玄関
玄関の広さは変わっていません。
床は断熱材を施工してから、無垢フローリングに張り替えました。
天井や壁にも断熱材を入れ、クロスで仕上げています。
また、アルミサッシの窓から樹脂サッシの窓に変更。
すきま風が無くなり、外の音も聞こえにくくなりました。
■トイレ
トイレはまだ使える状態でしたが、かなり古い商品だったため新品に交換しました。
節水タイプなので水の使用量を抑えられます。
こういった家電製品は、商品自体はまだ使えても燃費が悪いので、10数年経っていれば交換をおすすめします。
■廊下
玄関からリビングに向かう廊下です。
間取りはほとんど同じ。
フローリングと壁紙が変わったことで、明るく優しい印象になりました。
■寝室
このお部屋は、シャンデリアとガラスブロックの壁が特徴でした。
もとは来客室として使われていたのかもしれません。
リフォーム後は寝室として使うため、ガラスブロックを撤去しました。
窓は樹脂サッシのペアガラスに交換。
季節の布団やカバーなどを収納できるよう、収納棚を設けました。
■リビング
このお部屋は、ぜんぜん印象が違いますよね…!
もともと6畳ずつの和室があったお部屋です。
襖や梁をすべて撤去し、広縁まで広げて20帖ほどの大きな空間になりました。
窓の大きさは変わっていませんが、広縁が無くなったのでかなり明るいです。
リフォーム後もお仏壇を置くので、仏間と畳コーナーを作りました。
親戚が集まったり、法要のときは畳コーナーを使います。
■仏間
仏間は移動せず、元の位置のままリフォームしました。
古い建具はきれいに磨き、再利用しました。
■キッチン
キッチンは大きく変わりました!
もとはダイニングも兼ねていたので、キッチンのうしろに広いスペースがありました。
リフォーム後はキッチンの向きを90℃変えて、リビングが見えるようにしました。
勝手口のドアは断熱ドアに入れ替えました。
ここからも冷たい風が入ってきていたので、冬の寒さはかなり軽減すると思います。
また、スペースを活用して大容量の収納庫に。
食材の買い置きがたくさんできます。
キッチンを反対側から見るとこんな感じです。
階段下のスペースを冷蔵庫置き場にしました。
■脱衣室・お風呂
冬はとても寒かった脱衣室とお風呂。
しっかり断熱して、窓を減らしました。
お風呂も断熱性の高いユニットバスに交換したので、お湯が冷めにくくなります。
脱衣室とお風呂はヒートショックが起きる可能性が高い危険な場所なので、もっとも断熱リフォームするべき場所です。
昭和~平成初期のお風呂と言えばタイル。
ご存じの方も多いと思いますが、タイルのお風呂は寒いんですよね…。
おまけに目地にカビが生えやすいので掃除が大変なんです。
ユニットバスならお掃除の大変さも軽減できます。
■洗面台
洗濯動線を考慮して、洗面所からウォークインクローゼットに繋がる間取りに変更しました。
■ウォークインクローゼット
もともと和室だったのですが、家族の数が減って使わないお部屋でした。
洋服や家電などを何でも収納できる大きなクローゼットに変更!
4.5帖あるので机を置いて書斎や作業部屋としても使えそうです。
■庭
庭にあった2階建ての倉庫を撤去したことで、とても日当たりが良くなりました!
お庭は大きな岩や植物がある立派な庭だったので、手を加えずにそのままです。
いかがでしたか?
ビフォーアフターを比較すると、間取りはほとんど同じなのに印象がずいぶん違いますよね。
もとの日本家屋も趣があっていい家でしたが、リフォーム後は新築のように明るいお家になりました。
見た目だけでなく、断熱気密施工もしっかりと行ったので、快適で省エネな暮らしになると思います。
またオーナー様に感想を聞いてみようと思います。