OWNERS INTERVIEW
展示場や工務店を
30社以上を回った家づくり。
滋賀県彦根市「平田の家」

今回は、住宅会社30社以上も検討した結果、ARCHで家を建てられたK様にお話を伺いました。最初はハウスメーカー中心に情報収集されていたというご夫婦が、紆余曲折を経て「快適で心地いい暮らし」を実現できた理由とは――?


家づくりのきっかけは子供の誕生
「家を建てることを最初に意識したのは、上の子が生まれたとき。“そろそろ家を建てようかな”と思い始めました」最初は「家を建てるならハウスメーカーかな?」と考えていたというK様夫婦。複数の住宅展示場に足を運び、何社も見学したそうです。しかし、いろんな住宅会社を見学するなかで感じたのは、“自由設計”といいながら選べる範囲が限られていることへの違和感でした。「自由設計と言っていても実際は選べる間取りが決まっていたり、設備が決まっていたり…。自由設計なのに自由度が少ないなと思って」「モデルハウスは広くて素敵でも、実際にお客さんが建てた家を見ると狭いし、インテリアも作り込めないし、やっぱり現実は違うなぁって思ってしまって…。それでハウスメーカーの検討をやめました」その後、第二子のご懐妊もあって家づくりを中断した時期もあったそう。ゆっくりとしたペースで検討を進める中、本屋で見た「パッシブハウス」が家づくりの方向性を変えるきっかけになりました。


「吹き抜け=寒い」という概念を変えたパッシブ設計との出会い
「本屋で見た家づくりの本に“パッシブハウス”って書いてあって、それを読んで“こういう家もあるんだな”って。主人が寒がりなので、夏は涼しくて冬は暖かい家があるんだったらいいなと思ったんです」そこで、パッシブ設計を手がける工務店探しにシフトチェンジ。「パッシブハウスは吹抜けを推しているところが多かったんですが、1階と2階の温度差だったり、空調が効きにくかったり、あまりいいイメージがなくて…。実際どうなんだろうと思って、いくつか工務店を見に行きました」


ARCHとの再会、そして「決断」に至るまで
実はARCHとの出会いは比較的早い段階だったものの、費用がネックになりなかなか決断できなかったそうです。「最初に“坪単価100万くらいかかるかもしれません”と聞いて、“高いなぁ”と思いました(笑)工務店はハウスメーカーより安いと思っていたので。それで他の会社もいろいろ見たのですが、夫婦で“やっぱりARCHさんがいいよね”ってなって…。性能の良さやデザインに惹かれていたので、もう一回相談してみようって思ったんです」予算に不安を抱えつつも、ライフプランや資金計画を重ねることで、無理なく建てられることが分かって現実的になっていったそう。そこからは、打ち合わせを重ねながら、ご夫婦のやりたいことに優先順位をつけて整理していきました。


性能もデザインも納得いく家を建てたかった
時間をかけて比較検討する中で、なにが決め手になったのか聞いてみました。「デザインが好みでした。モデルハウスも実際の家と同じ雰囲気で良かったし、完成見学会に行った回数はARCHさんが1番多かったです」と奥様。「いろいろ比較した中で、ARCHさんが1番性能がいいと思ったんです」とご主人。夫婦それぞれ惹かれるポイントは違うものの、どちらも叶う工務店ということでARCHでの家づくりをご決断いただいたようです。


設計だけでなく施工まで安心できるから
また、「ARCHの自社一貫体制も魅力だった」と語ってくださいました。ハウスメーカーの場合、営業・設計・現場が役割分担されていて、営業担当者ができると言ったことが実際にはできなかったり、設計と現場の繋がりが見えなかったり、生産体制に不安があったのだとか。ARCHの場合は、営業と設計が連携して予算を管理したり、設計担当者が現場監督となり現場と連携して建築を進めていきます。たくさんの人が関わる家づくりにおいて、セクション間のコミュニケーションが円滑な生産体制が安心材料となりました。
最初に費用の心配はあったものの、「最終的に後悔はしていないです。やりたかったことは全部できたし、お金のことで諦めたっていうことはないですね」とおっしゃるK様。実際に暮らしてみた感想を伺いました。
暮らし始めてからの変化はありますか?
「誰かが風邪をひいて寝込んでいても、他の家族に感染るということがなくなりました」以前のお家では家族内での感染があって困ることもあったようですが、新しいお家ではそれが減ったとのこと。換気効率の高さが影響しているのかもしれません。寒がりだというご主人も「冬に寒くて起きられないということも無くなりました」と快適な暮らしを実感していただいているようです。
住んでから気づくことも沢山あるけど…
間取りについて伺うと、意外な答えが返ってきました。「脱衣室に物干しスペースを設けるなど、家事がしやすくなる間取りなのですが、あまり動き回らなくていいので運動不足になってしまって……“痩せなさい”と言われることも(笑)」また、パッシブ設計で冬に日射取得が多くなるように計画されているため、「吹き抜けの窓から光が入ってくるのですが、キッチンの手元まで入ってくるので眩しいくらいです」と、良すぎて困るというお悩みもあるそうです。


「在宅ワークできる場所を作ったのですが、実際に使ってみるとちょっと狭かったかな」とご主人。2階にあるカウンターですが、背の高いご主人が座ると窮屈になるようで、もう少し考えれば良かったと後悔しているポイント。奥様の家事スペースとして作ったカウンターも「みんなが物を置いちゃうから、吹き溜まりになってる(笑)」とのこと。実際に暮らしてみると、想定とは違うこともあるみたいですね。


工事中の思い出を振り返って
工事中の思い出は、だんだんと出来上がっていくお家を見るのが楽しかったとのこと。「近くに住んでいたので、よく現場を見に行っていました」「大工さんや職人さんなど、声をかけてくださって、作り手の顔が見えるのが良かったです」と当時を振り返りました。

最後に、お家での過ごし方やお気に入りポイントをご紹介いたします。
自然と家族が集まる小上がり和室

リビングに設けた小上がりの和室は、居心地がよく自然と家族が集まります。遊んだり、宿題をしたり、テレビを見たり、寝転んだり。移動できるソファを使って、好きな場所でくつろぐスタイル。
住んでから良さに気づいた玄関の洗い出し土間

玄関はARCHの標準仕様である洗い出し土間。ホコリや汚れが目立たないのでこまめに掃除しなくても気にならないし、雪の日に滑りにくいのが気に入っているそう。実は「最初はタイルがいいと思っていた」そうなのですが、実際に暮らしてみて良さに気づいたとのこと。
2階ホールの読書コーナー

4.5帖の2階ホールに本棚を置き、読書できるスペースに。大人の本も子供の本も一緒に収納。家族それぞれ興味のある本を読んでのんびり過ごします。
あってよかった食器洗い乾燥機

K様邸では海外製の食器洗い乾燥機を採用しました。「洗い残しがなくて乾燥までしっかりできる」と大満足。