屋根の下地のメンテナンス考えてますか?
家を持つという事は、自身でメンテナンスを行わないと行けません。
建てたら終わりではなく、使い続ける(住み続ける)物には必ずメンテナンスが必要になってきます。
車でも定期的にオイル交換や点検や部品の交換をすることで、長持ちするというのはご存知だと思います。
ただ家のメンテナンスの費用はお金が掛かります。
出来れば費用を抑えたいところだと思いますし、お客様の家づくりの要望の中でも「メンテンス費用」を抑えたいと希望する方も多いです。
メンテナンス費用を抑えたいと考えるなら、建てる時にいかにメンテナンスのことを考えて使う材料や工夫して施工するという事が重要です。
メンテナンスの場所の一つで屋根があります。
だいたいの方は、屋根の仕上げ材の吹き替えであったり、塗装だったりをイメージしますが、実はもっとも大事なのは屋根の下地(野地板)がどうなっているかです。
屋根と言うのは一番熱く、熱気と湿気が溜まりやすい場所になります。
そしてその熱気と湿気を逃してあげないと屋根の下地がこんなことに‥‥
(日経ホームビルダー 2017年6月号より引用)
築6年で熱気と湿気にやられていますが、皆さんはすぐに気づきません。
屋根なんて普段見えませんからね。
そして皆さんが気づくときは室内の天井に沁みが出来て「雨漏れ?」と思う時、もしくは屋根の仕上げ材のメンテナンスの時だと思います。
その時にはひどい状態になっていることは間違いないでしょう。
こういうことになるかもしれないとプロは知っています。
だったら建てる時にそうならない対策を考えて施工してあげるべきだと思います。
ARCHでは「二重垂木屋根」という施工を施しています。
二重垂木屋根は、屋根の断熱性能と耐久性を高め、家を長持ちさせます。梅雨や台風が多い日本では、屋根を湿気から守ることはとても大切なことです。
1枚目の板に2回目の垂木を取り付け、その上に野地板を張ります。そうすることで、1枚目の板と野地板の間に空間ができます。この空間がアウターサーキット(外側通気層)です。空気の通り道となるため、屋根が受ける熱や湿気を逃すことができます。
そして最近も訪れた台風にも強い重厚な屋根構造になります。
見た目は他のお家と変わらない屋根です。
そして言ってもらわないと、きっと知らないままです。
一生に一度の高い買い物で、「知らなかった」は一番怖いものです。
建てる時にしっかり家が今後どう変化していくかを理解して、どんな家を建てるべきなのかを考えましょうね!