あなたの建築予算はいくら?
見学会やセミナーでお客様とお話ししているとき、ふと気になった下記のような会話。
お客様:土地がないので購入予定です。予算はだいたい総額3000万円くらいで考えています。
スタッフ:なるほど、その予算というのはどこから出てきた数字ですか?
お客様:なんとなく。ネットで調べたら、自分の年収ならこれくらいだったので…。
スタッフ:うーん、そうですか^^;
このように簡単に調べただけの「なんとなく予算」をお持ちのお客様に遭遇すると心配になります。
「ちょっと予算オーバーしちゃったなぁ…」の「ちょっと」は100万円、200万円、下手したらそれ以上になることもあります。
100円、200円のお金とは比べ物にならないほど大きな金額です。
普段の暮らしを切詰めたところで簡単にまかなえるものではありませんよね。
そこで今日は、「なんとなく予算」のまま家づくりを進めている方のために、建築予算の正しい考え方についてお話ししたいと思います。
参考:http://suumo.jp/edit/simulator/index.html
住まいのお金かんたん試算 SUUMO住宅ローンシミュレーション 購入可能額を調べる | リクルートの不動産・住宅サイト SUUMO(スーモ)
年収や家族構成、月々の返済可能額などを入力して…。
購入可能額は「3,518万円前後」という結果でした。
この結果を見ると「ふーん、なるほどね。私の場合は3500万円くらいか」と思いますよね。
そう、これが「なんとなく予算」です。
ネットで手軽にできるローンシミュレーションやライフプランは簡単な目安にはなります。
すぐに結果が見られるので、遊び程度にやってみるのはいいと思います。
ただし、この結果をそのまま自分たちの建築予算と考えるのは間違いです。
その理由は、同じ年収や家族構成であっても、家庭によって生活費が違うからです。
このように、同じ年収でも一カ月の生活費に約4万円の差があります。
10年間このままの暮らしを続けると、500万円もの大きな差になります。
このような家計の違いがあるため「住宅ローンシミュレーション」のような簡易計算では不十分なのです。
さて、記入が終わったらファイナンシャルプランナーの登場です。
ファイナンシャルプランナーとは、お金に関する幅広い知識を持っている専門家のこと。
そのなかでも、“住まいと暮らしに強い”ファイナンシャルプランナーによる家計診断を行います。
その結果がこちらです。
一番下のグラフを見てみると、収支バランスがほぼ±0で推移しています。
マイナスになる時期は貯蓄を崩して生活していけそうなので、暮らしに困窮することはなさそうです。
ただ、余裕があるというわけではありません。
共働きを前提としたシミュレーションなので、どちらかが働けなくなった場合は収入がマイナスになる可能性が高いです。
と、このような診断結果を知ることができます。
このグラフのような暮らしをする場合、建築予算は3,870万円という結果になりました。
月々の支出を減らすか、収入を増やせば予算の増額が可能です。
暮らしは変えたくないという場合は、建築予算を削るという場合もあります。
このような感じで、家計を振り返ってファイナンシャルプランナーに家計診断してもらうことで、正しい建築予算を知ることができます。
身の丈に合った暮らしと家づくりというのは、安心して暮らしていくために大切なことなんですね。
弊社でも無料でライフプランをさせて頂いています。
興味のある方はご相談ください。
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正しい建築予算を知って、安心な資金計画を。

「なんとなく予算」は参考にならない
家づくりをスタートしたばかりの方なら「予算ってどのくらいあればいいんだろう?」と思いますよね。 そこでネットで検索するわけです。 例えば、「新築 戸建て 資金」と検索してみます。 すると検索結果の中に「住宅ローンシミュレーション」という言葉を見つけました。 月の返済可能額や頭金などを入力していくとローン借入限度額が分かるというもの。 やってみましょう。
家庭によって家計は違う!
例えば、年収も家族構成も同じAさんとBさんの家計を比べてみます。
「暮らしとお金のライフプラン」で安心安全な予算を知る
正確な予算を知るために必要なことが2つあります。 ①自分たちの生活費を知ること。 ②その結果を踏まえて、将来の家計について計画をたてること。 ①をするために、弊社では下記のようなヒアリングシートを使って、暮らしに必要なお金を見える化していきます。 項目に沿って記入するだけなので「何から始めたらいいか分からない」という方でも簡単に挑戦できます。


