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「建築条件付き」の土地購入で押さえておきたいポイント!


 

「建築条件付き土地」とは?

ひとまずネットで検索してみると、建築条件付き土地の取引についてwikipediaに記載がありました。
 

建築条件付土地取引(けんちくじょうけんつきとちとりひき)とは、所有する土地を販売するに当たり、土地購入者との間において、指定する建設業者との間に、土地に建築する建物について一定期間内に建築請負契約が成立することを条件として売買される土地の建築請負契約の相手方となる者を制限しない場合を含む取引である。

 
簡単に言うと建築条件付き土地とは「建てる家に関する条件が付いた土地」ということです。
では、「条件」とは何なのでしょうか?
詳しく説明していきます。
 
 

「建築条件付き土地」の「条件」とは何か?

建築条件付きの土地というのは、「土地の売り主が指定する施工会社で家を建てなければいけない」という条件が付いた土地のことです。
売り手である不動産会社のグループ会社を指定される場合や、下請けの工務店を指定される場合もあります。
色々なパターンがありますが、大まかには「指定された会社で建てなくてはいけない」と思っていただければ大丈夫です。
 
 

「建築条件付き土地」のメリット

《売り手のメリット》
なぜ条件を付けて売るのかと言えば、売り手にメリットがあるからです。
 
建売住宅というのは既に家が完成していますので、「在るものを買う」ことになります。
そうなると入居できる人が限られてくるため、気に入ってくれる人がいなければ売れ残ってしまいます。
売れなければ数千万円の負債を抱えたままになるリスクがあります。
 
それに比べて建築条件付き土地は、買い手が間取りや内装などを選ぶことができます。
そうなると買い手となる対象が広がるので、建売住宅よりも売れやすくなり、建築費用の負債を抱えるリスクもありません。
 
しかも、条件付きで販売できれば施工会社でも受注が確定するということになり、土地と建物の両方が利益に繋がります。
これは売り手にとって非常に大きなメリットです。
 
 
《買い手のメリット》
売り手にだけメリットがあっても売れませんので、買い手にもメリットがあります。
 
・人気エリアでも安価で販売される土地が多い
・早めに購入すれば条件のいい区画を手に入れることができる
・これから家を建てるので間取りの自由がきく
・建築中の様子を見ることができる
・新しい分譲地が多い(既存の住宅地にも条件付きの土地はあります)
 
 

人気エリアなのに安い理由

人気エリアの新しい分譲地で安い土地を見つけたら、ほとんどが建築条件付きになっているはずです。
近隣の土地に比べて200~300万円ほど安くなっていることが多いです。
 
「なぜ安く売ることができるの?」と思いませんか?
実はこれには裏の事情があるのです。
 
例えば、土地の価格を1坪あたり5万円くらい低く設定しておいても、建物の金額を1坪あたり5万円高く設定すれば損をすることはありません。
つまり、土地を安く売って建物に上乗せしているだけなのです。
 
「え?それって詐欺じゃないの?」と思った方もおられるでしょうが、合法的な方法です。
建物価格に上乗せしたからといっても違法建築をしているわけではないので、何の問題もないのです。
 
 

「建築条件付き土地」のデメリット

建築条件付きの土地は良い土地が安く手に入るため、購入を検討している方が多いと思います。
購入の際は、次のようなデメリットがあるということを頭に入れておきましょう。
 
・売り主優位の取引になる傾向がある
・3ヵ月~6ヵ月以内に請負契約を迫られる
・売り主が決めた期限までに請負契約しなければ、土地契約そのものが白紙になる
・自分の好きな工務店やメーカーを選べない
・間取りや設備に制約があり自由に選べない場合がある
 
建築条件付き土地は人気エリアで安く買えるとあって、もたもたしていると売り切れる可能性があります。
売り主としても早く売ってしまいたいですから、早い者勝ちで売っていきます。
 
しかし、良く考えずに購入すると後悔することになりますので、次のことに注意してください。
 
 

「どんな家が建てられるか」を確認しないと後悔する

建築条件付き土地のデメリットは、施工会社が決まっていることです。
例えばそれが、デザインも、スタッフの対応も、会社の規模も、アフター管理も納得できる会社なら何の問題もありません。
 
施工会社についてじっくり調べたいけど、人気のある土地だと「他の人に取られたくない」という気持ちが働いて「とりあえず土地の申し込みをしてしまおう」と契約書にサインしてしまう方がいます。
 
しかし、家のプランを作成する段階になって「こういうデザインは出来ません」「間取りはこのプラン集から選んでください」など、制約が多いということが発覚します。
土地は気に入ったところを安く買えたけど、これでは理想の家が建てられませんよね。
 
お家に対するこだわりがない方や、とりあえず家が欲しいという方なら問題ないと思いますが、お家に対するこだわりがある方には注意して頂きたいポイントです。
土地を購入するか決める前に、決められた施工会社についてよく調べましょう。
 
 

「建築条件付き土地」はどんな人におすすめ?

どのような人にはおすすめできるかという点で考えましたので、自分の場合に置き換えて考えてみてください。
 
【「建築条件付き土地」を購入してもいい人】
・土地を安く買いたい
・性能にこだわりがない
・デザインにこだわりがない
・決まった間取りの中から選びたい
・早く契約して早く家を建てたい
 
 
【「建築条件付き土地」を購入するべきではない人】
・性能にこだわりがある
・デザインにこだわりがある
・マイホームで実現したいことが色々ある
・信頼できる施工会社で建てたい
・色々なことをじっくり選んで決めたい
 
 
あなたはどちらのタイプでしたか?
建築条件付き土地にはメリットとデメリットがあり、良いとも悪いとも言い切れません。
ただし、「早く買わないと!」という焦りで購入を決めるのは危険だということだけアドバイスしておきます。
 
「デザインにはこだわりたいけど、建築条件付き土地を買いたい!」という場合はどうすればいいのか?
それは後日、お話しします。

ARCH

書いた人

ARCH

滋賀県東近江市にある工務店 ARCH
高性能高機能な家づくりを行っています

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