アウターシェードのメリットと必要性について
アウターシェードとは
古来より日本には「すだれ」という日よけの手法がありました。
アウターシェードも考え方としては同じで、暑い夏の日差しをシャットアウトして、室内に日陰をつくるためのものです。
すだれは主に茸や藁などで作られており、耐久性に乏しいところがありました。
また、流行のモダンなデザインの住まいに雰囲気が合わないことから、若いファミリー層からは敬遠されることが多くなりました。
その代用品として商品化されたのがアウターシェードです。
すだれのような「趣」は無いし、「デザイン」という観点からはあまりカッコいいとは言えませんが、上手に使えば省エネ効果があります。
アウターシェードの有無による室温の比較
では、具体的にどのような効果があるかを見ていきましょう。
下記のサーモグラフはYKKAPさんが調査した室内の温度比較です。
アウターシェード有りの場合は、一番熱いところの温度で17~8℃です。
アウターシェード無しの場合では、一番熱いところのが28℃以上となっているため、その差は約10℃です。
室温が10℃違うと体感温度はずいぶん変わり、住まいの居心地に大きく影響します。
室温18℃程度ならエアコンを付けなくても過ごせそうですが、室温28℃は暑いですよね。
そうなるとエアコンを付けることになるので、冷房費がかかってしまいます。
上手にアウターシェードを活用すれば、冷房費を削減して快適に過ごせるようになります。
アウターシェードを下げる時期と時間帯
アウターシェードは日射を遮るための物なので、基本的には日中だけ下げておけば大丈夫です。
日差しが強くなる5月頃から9月頃までは、アウターシェードで日射を遮って室内に熱を入れないようにするのが効果的です。
こんな時は上げておきましょう
アウターシェードを長持ちさせるために、できるだけダメージを与えないように取り扱いましょう。
・風が強いとき
・台風のとき
・大雨のとき
・日差しが強くないとき(冬など)
このようなときはアウターシェードを使用する必要が無いので、風などで破損しないように仕舞っておくことをオススメします。
アウターシェードの必要性と使い方は分かりましたか?
「アウターシェードは日光を遮って室内温度の上昇を防ぐもの」と考えて、上手に活用してくださいね。