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トイレを流さない子供たち【自動化の時代に考えるべき子供の教育】


 
家を建てるにあたって「子供の教育」という問題が浮上します。
例えば、子供部屋を個室にするか、大きな部屋を兄弟で一緒に使うか、子供部屋は作らないか……。
勉強は自室でするか、リビングでするか……。
正しい答えはなく、親御さんの方針に委ねられています。
 
実は、それ以外にもお子様の教育に影響する部分があることをご存知でしょうか?
 
 

スイッチの概念がない子供がいる

少し前にこんなニュースがありました。
とある小学校で、トイレを使ったあとに流さない子供がいるのです。
実は、その子の家は自動水洗トイレを使っていて、「トイレを使ったら水を流す」ということを知らなかったんですね。
また、家中に自動センサーライトを付けた家の子どもは、「電気をつけたら消す」ということを知らないとか……。
 
もちろん、いろいろと自動化された家に住んでいても「トイレは流すもの」「電気をつけたら消す」ことを理解している子もいます。
それは親御さんが「うちは自動だけど、外ではスイッチを消さないとダメなのよ」と教えているからです。
 
もし、お友達の家に遊びに行った時に、あなたのお子様がトイレを流さなかったら……。
「Aちゃんってどういう教育しているの?」なんて思われたら、恥ずかしいですよね。
 
 

便利になるほど大切にしたいもの

アレクサ等のスマートスピーカーや、ルンバ等のお掃除ロボット。
人工知能(AI)が組み込まれた便利な家電は、これからも増え続けることでしょう。
忙しい現代人にとって、これらの家電は生活を便利に変えてくれる救世主です。
 
でも、そうやって身の回りがどんどん自動化されていくと、すべてのことが簡単になり、やがては「当たり前」になってしまうのではないか……という懸念があります。
 
特に「掃除」は自動化が進んでいると感じます。
すでに自動でトイレ掃除できる便器もありますし、自動でお風呂掃除できる湯船もあります。
 
昔は、掃除を手伝ってお小遣いをもらったりしていましたよね。
働くことによって「お金」をもらい、「ありがとう」と言ってもらえた初めての経験です。
子供のころの経験が大人になってからどれくらい影響するかは分かりませんが、個人的には必要なことだと思っています。
 
便利なものが増えることはいいことです。
当社でもお掃除ロボットや食器乾燥機などの便利な家電を導入して、時間を有効活用することをおすすめしています。
ただ、その便利さを生み出す「物や人への感謝」を忘れないようにしたいですし、これからの時代をつくる子供たちにも知っておいて欲しいなぁと思います。

Kojima

書いた人

Kojima

広報・販促など色々手掛けるARCHの裏方
高性能住宅を日本のスタンダードにするのが夢
食べることが好きな健康オタク

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