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高気密高断熱住宅はエアコン要らず?【夏の過ごし方】

「高気密高断熱住宅って冷房なしでも快適なの?」と質問を受けることがありますが、いくらなんでも冷房なしで快適には暮らせません。

 

高気密高断熱住宅の冷暖房方法はいくつかあります。

当社の場合は、小屋裏空間に設置した6帖用のルームエアコンを24時間稼働させる方法をとっています。

下記のように小屋裏に登る階段があり、エアコンがついています。

 

 

小屋裏エアコンの温度を22度~23度くらいに設定して24時間つけっぱなしにします。

冷たい空気は上から下へ行くので、その原理を使った冷房方法です。

 

ただし、最近の夏は異常なほど暑いので、昼間は小屋裏エアコンだけでは間に合わないこともあります。

そのときは一時的に1階リビングにあるエアコンも稼働させます。

 

 

「結局エアコン2台つけるんだったら電気代が高くなりそう」と思うかもしれません。

普通の家ならそうですが、当社のオーナー様邸は夏の電気代が1.5〜1.8万円になるご家庭が多いです。

リビングだけじゃなくて子供部屋やトイレ、脱衣室まで涼しくなって1.5〜1.8万円なので、高くはないと思います。

 

エアコン2台だけで家中を冷房できる理由は「エアパス」の採用にあります。

エアパスとは、空調のある部屋からない部屋に空気を送る装置のことです。

小屋裏に設置したエアコンの空気を2階の各部屋に送風します。

これにより、通常は各部屋にエアコンを設置するところが1台で済み、光熱費とエアコン買替え費用を削減できます。

 

 

そしてもう1つ重要なのが、アウターシェードで日射遮蔽すること。

 

夏の暑さの原因は「窓からの日射」です。

室内でカーテンを閉めても、窓ガラスを透過して熱が入ってきますので、外側で遮ることが効果的です。

アウターシェードをするだけで約70%の熱をカットしてくれます。

 

 

当社の冷房は普通のルームエアコンを使う方法です。

なぜかというと、修理しやすく、買い替えしやすいからです。

全館空調システムのような大がかりな設備を使うと、故障や買い換え時にメンテナンス費が高くつきます。

 

暑い季節は「高気密高断熱住宅」の快適さを体感するチャンスです。

実際に快適かどうか確かめに来てください♪

Matsui

書いた人

Matsui

家づくりアドバイザー
FPの資格を生かした資金計画のアドバイスが得意
プライベートでは成人した娘と息子を持つ母

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