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住宅ローン返済中の家を人に貸すことはできる?

今日のテーマは「住宅ローンを使って建てた家を人に貸すことはできるのか?」という疑問について。
結論から言うと、貸し出すことは可能ですが、条件があります!

 

 

ローン返済中は基本的に貸せない

「マイホームを建てたあと、転勤で引っ越すことになったので、収益物件として貸したい」
「子供達が巣立ち、夫婦2人になったのでマンションに引っ越して、戸建てを貸し出ししたい」
など、マイホームを人に貸したいと思ったら、注意が必要です。

 

住宅ローンとは「契約者本人(配偶者、親族)が居住する目的で家を建てる場合」に借りられるローンです。
よって、ローン返済中に人に貸すと契約違反になり、ローン残債の一括返済を求められることがあります。
3000万円残っていたら「全部返しなさい」と言われます。
おそろしいですね……。

 

 

どうやったら貸せるようになる?

何らかの事情でマイホームを貸さなければいけない場合、ローン切り替えの手続きが必要です。
住宅ローンから事業用ローンに切り替えるなど、賃貸利用が可能なローンに変更することで賃貸できるようになります。
住宅ローンのままでは賃貸できませんのでご注意ください。

 

 

条件によっては住宅ローンのまま賃貸可能なこともある

下記の2ケースでは、住宅ローン返済中の賃貸利用が可能な場合があります。

■転勤などが原因の場合
■賃貸部分が50%未満の場合

転勤や転職で一時的に家を離れなければならない場合、特例で賃貸利用が認められる可能性があります。
家を離れる期間が3年など短期間の場合、賃貸利用できるかもしれません。
また、親族の介護などやむを得ない理由があれば認められるケースも。
金融機関に相談して、認められれば賃貸できます。

 

 

住宅ローンを利用できないケースは他にも

住宅ローンの借入条件は他にもあります。

・店舗または事務所併用の場合、居住部分が1/2未満のものはダメ
・別荘、セカンドハウスもダメ

金融機関にバレたら契約違反でペナルティになりますので注意してくださいね。

 

 

以上、「住宅ローンを使って建てた家を人に貸すことはできるのか?」についてお話ししました。
マイホームを賃貸したいと思っておられる方がいましたら、頭の片隅に入れておくと良いかと思います。

Kojima

書いた人

Kojima

広報・販促など色々手掛けるARCHの裏方
高性能住宅を日本のスタンダードにするのが夢
食べることが好きな健康オタク

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