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クロス(壁紙)の余りを残しておく理由

当社では、お引渡しするときに壁紙の余りをお渡ししています。
「もうゴミでしょ?何に使うの?」と思うかもしれません。

実はゴミじゃないんです!
残しておくと、壁紙の補修に使えるんです。

 

壁紙というのは、同じ品番でも生産時のロットによって色などが違うことがあります。
原料が変わったり製造環境が変わったりすることがあるので、同じ品番だとしても同じものは作れません。
特にカラークロスは難しいですね。

 

また、経年変化による色褪せや風合いの変化もあります。
置いておくだけでも黄ばみや乾燥などが進んでしまうんですね。
新品だったとしても、できたばかりの壁紙と10年前の壁紙では風合いが異なります。

ですので、壁紙を補修するときは、お家を建てたときに使った壁紙を使うと自然に仕上がります。
(日焼けや油汚れ、ヤニ汚れなどで変色している場合は別です)

 

あと、壁紙は廃盤になるのが早いです。
人気のある商品でもいきなり廃盤になったりします…。
そうなると入手するのも難しくなります。

 

それが余った壁紙を残しておいてほしい理由です。

 

これくらいの大きさの傷なら、余ったクロスで補修できます。
これだけのためにわざわざ新品を買うのはもったいないですしね…。

 

いつまで残しておくべきかは特に決まりはありません。
邪魔だと思うならすぐに捨てても良いです。
そのかわり新しい壁紙を購入しなければいけないので費用は掛かります。

 

20年とか30年くらい残しておいて、結局使わないかもしれません。
「もういらない」と思ったときに捨てればいいと思います。

 

残しておいても腐るものではないので、お家のどこかに保管しておいてくださいね。

Kojima

書いた人

Kojima

広報・販促など色々手掛けるARCHの裏方
高性能住宅を日本のスタンダードにするのが夢
食べることが好きな健康オタク

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