【建築巡り③】法隆寺宝物館(東京都台東区)
こんにちは。
建築巡り第3回目です。
今回は東京国立博物館にある法隆寺宝物館です。
日本人建築家、谷口吉生氏による設計です。
1999年竣工です。
個人的に谷口氏の建築のなかでも一番好きな建築の一つです。
実際に見に行くことが若いころからの憧れでした。
まずはアプローチ。
荘厳、静謐とはこのことです。
水盤が建築と人との一定の距離を保ち、立ち止まらずをえない雰囲気を出しています。
石と金属の絶妙なバランスです。
水平を強調した庇のラインと垂直を強調した柱や縦ルーバー。
内部空間も当然素晴らしく、すべての素材と光が絶妙なバランスで配置されています。
外部の水盤が訪れる人々に潤いと安らぎを与えてくれます。
こんな建築を造りたい。
溜息の出る建築でした。
しかし東京は緑が多いですね。
滋賀の伸びっ放しの緑ではなく整備された緑が美しいです。