【第1回|照明愛が強すぎるICの照明講座】ダウンライト・ブラケットライト・ペンダントライト
こんにちは!コーディネーターの西川です。
今回は照明についてです。
こちらも家具同様シリーズ可していくのでこれからお家づくりされてる方は是非、参考にしてみてください。
まず第1回は
「照明器具について」です。
名称やメンテナンスなどを含めご紹介します。
No.01「ダウンライト」
ダウンライトとは、天井に埋め込む形で設置される照明のことを言います。
ダウンライトを使用すると、すっきりとしたフラットな天井になり、部屋が広く見えるるという効果があります。
その為、リビングに使用されることが多い要に思います。
リビングは開放的に広々と・・・。
そう考える方にはぴったりな照明ですね。
しかし、ダウンライトは本来スポットライトの様に部屋の一部を照らすことを得意としているものが多く、角度や配置、個数などは充分計算し考慮したいところです。
[メンテナンス]
もしもダウンライトの電球が切れたら・・・。
まず、電球には「交換型」と「一体型」があります。
「交換型」
交換型とは照明器具と電球が分離しているので誰でも簡単に交換できるもののことを言います。
「一体型」
一体型は照明器具と電球が一緒になっているので交換時は業者さんが器具と照明を丸ごと外し、交換します。
一昔前は交換型が主流でした。
皆、電球が切れると家電量販店やホームセンターで電球を購入し椅子に乗って取り替えてきました。
しかし、今は一体型が主流です。
勿論理由があります。
照明器具の寿命は10年と言われ、「10年後には使用できなくなる可能性が高いです」という意味です。
そしてLED電球の寿命もまた10年と言われることが多いです。
しかしLED電球でいう寿命10年というのは、「10年後に完全に電気がつかなくなります」という意味はありません。
正確には
「10年後で使用開始時より、30%程明るさが減り、70%程の明るさになりますよ」ということなんです。
なので正確には10年以上はもつのです。
つまり、LED電球そのものよりも本体の照明器具の方が先に壊れることが想定なのです。
では交換型にしてもLED電球が切れる頃には本体が故障し、丸ごと交換しなければなりません。
そして交換型の照明器具は一体型の倍くらいの価格がします。
つまり、どうせ丸ごと交換しないといけない時期は同じなのに、値段は倍違うということです。
更に、交換型には調光(光の量を調整すること)や調色(光の色を調整すること)センサー付きができるものは殆どありません。
なので現在は「一体型」が主流になっているのです。
勿論、照明器具本体も10年以上もつことはよくあります。
しかし、一体型が主流になってきている現在、20年後もその照明器具に使える交換型の電球が手軽に手に入るか・・・。でいうと正直微妙なところです。
なので個人的には一体型がおすすめです。
特に野外につけるなら必ず一体型に!
防水性能を備えたダウンライトは一体型しかなく、照明器具にとって水は大敵です。故障や火災の原因にもなるので必ず一体型にしてください。
No.02「ブラケットライト」
ブラケットライトとは壁付照明器具のことをいいます。
リビングやダイニングの吹き抜け、勝手口や玄関周りなどの補助照明として使われる事が多いです。
個性的でアンティークな演出もできる種類が多くあります。
おしゃれを演出するには出番の多い照明です。
No.03「ペンダントライト」
天井から吊り下げた照明のことを言います。
ダイニングやリビング、トイレなどで使用されるこのが多い照明器具で、ダウンライト同様、個性的な照明が多くあり、おしゃれな空間づくりにもってこいの照明器具です。
しかし、おしゃれな形だけでの購入はおすすめしません。
空間に対して変に大きすぎると存在感があり、空間を窮屈にしてしまいます。
ペンダントライトは大きく分けて全体を照らすものと部分的に照らすものの2種類があり、どのように明るさが広がるかは用途によってとても大事です。
下記の様に上部が開放されており、布やガラスの様に透過する素材を選ぶと天井や壁にも明かりが広がり明るく感じます。(100w相当の照明です)
下記の様に透過しないアルミ素材で上部か開放していないものは部分的に照らす照明器具です。
使用箇所での過ごし方を考えて配置しないと同じW数でも暗く感じることになります。
抑場のある空間づくりのにはもってこいですが、引き算の照明を心がける必要があり、扱いは実に繊細です。
吊り下げる高さは充分に考慮しないといけません。
さて、ここまで長々と書いてきましが
器具としての紹介はたったの3つです。笑
まだまだあるのですが、長すぎるブログになるので次回に持ち越します。笑
近日公開するので、楽しみ待っていて頂けると嬉しいです。
私の照明愛が強すぎて長くなってしまっているのですが、極端な話ですが照明がない生活をできるだけ具体的に考えてみてください。
手元は見えず、食事もままなりません。
お子様は宿題もできず、料理がしっかり焼けているかもみえません。
照明があっても必要なところ必要な明かりがないと同じようなことになります。
そうならないようにどこで何をするのか。
できるだけ想像し、コーディネータ-に伝えることでより快適な照明計画ができます。
また、お子様の部屋など想像が及ばないところは、勉強用に・・・。
などと深く考えず、スタンドライト用にコンセントをつけてあげるなどで対応することをおすすめします。
書斎などもパソコン作業くらいならよいですが、書き物や読書など手元をを照らしたいなら、後つけのスタンドライトが一番機能的だったりします。
「照明は必要なところに必要なものを!必要かわからない場所には無理につけず、不安な場合は後付けできる工夫を!」
すると快適な明かり空間ができると思います。
この機会に是非、一度照明について真剣に想像してみて頂けると嬉しいです。