断熱リノベーションで性能向上【断熱材ゼロの民家を改修】
彦根市で進行中の断熱リノベーション。
動画でご紹介するシリーズをYoutubeで配信中です。
▶築50年の民家を性能向上リノベーション
外観も変わります。
現在、断熱材がまったく入っていないので、外壁に断熱材を貼ります。
玄関は明るくて広いのですが…。
ドアも窓もアルミサッシのシングルガラスなので寒いです。
玄関は断熱ドアに交換、窓はすべて樹脂サッシのペアガラスに入れ替えます。
キッチンと居間が別になった空間です。
昭和に流行した給仕口がある造作家具。
こちらは取り外して空間をひと繋がりにします。
縁側のある和室6帖×2間。
縁側をなくして部屋を広げます。
写真では窓からの光が暖かそうに見えますが、実際のお部屋は寒いです。
日射取得はできているのですが、
①断熱材が入っていない
②窓の性能が低い
③気密性も低くて隙間だらけ
なので、冬はとても寒くなります。
そして、解体してみたら「シロアリ被害」がありました。
柱の根元が無くなっています。
ここには新しい柱を入れ直します。
耐震性能を上げるために、筋交いを追加しました。
使用している木材はシロアリや腐朽につよい「ハウスガードシステム緑の柱」です。
民家のリノベーションで重視したいのは、断熱だけでなく耐震性です。
シロアリにボロボロにされた柱では家を支えられません。
大きな地震が起きたとき、築年数が古い家がたくさん倒壊すると思います。
南海トラフ地震は30年以内の発生確率が70~80%と言われています。
滋賀県でも震度6くらいの揺れはある予測です。
もしかしたら、それ以上の強い揺れがあるかもしれません。
せっかくリノベーションしたのに…。
地震で倒壊してしまったら住むところが無くなります。
耐震性はぜったいに後回しにしてはいけない部分です。
今後もリノベーションの様子をお伝えしていきます。
Youtubeもぜひご覧ください。