結露で【ビチャビチャ窓】にならない家のつくりかた
とあるお店のショーウィンドウ。
滝レベルの結露を起こしていたので思わず写真を撮ってしまいました。
この日、外は気温34度の猛暑でした。
お店の中はエアコンが効いていてとても涼しく快適でしたが、ショーウィンドウはご覧のありさま。
このまま放っておくと床までビチャビチャになりそうでした。
恐らく店内は20℃くらいの室温だったので、外との気温差は約15℃。
これって店舗に限ったことではなく、家庭でも起こりうることです。
ちなみに、目に見えないので知らない方が多いと思いますが、クロスにも結露が起きています!
クロスに結露が起きるとどうなるか?
分かりますか?
そうです、カビが生えます。
↑
こんな感じ。
嫌ですよね、病気になりそうです。
賃貸ならまだしも、マイホームの壁がこんな風になったら発狂しそうですね。
さて、こうならないためにはどうすればいいか?
答えは簡単です。
「結露しない家」を建てましょう。
はい、それだけです。
「結露しない家」のつくりかた
「いやいや、簡単に結露しない家って言われましても…。どれってどんな家なのよ?」と思われた方は、下記の3ポイントを覚えておいてくださいね。
①窓の断熱性能を上げる
②屋根・天井・壁・床の断熱性能を上げる
③遮熱性能を上げる
まず、①窓の断熱性能を上げる
家の中でいちばん結露しやすいのが窓です。
昔の窓はほとんど単板ガラス(単層ガラス・シングルガラス)で出来ていました。
今では賃貸アパートでも複層ガラス(ペアガラス)が使われていたりします。
ガラスが2枚連なることで熱の伝わりを抑え、結露しにくい窓になります。
窓は複層ガラス(ペアガラスまたはトリプルガラス)にしましょう。
②屋根・天井・壁・床の断熱性能を上げる
窓だけでなく、屋根や壁などの面も断熱性能を高めましょう。
断熱とは「外と中の空気を遮る」ことです。
「暑さを室内に伝えない」のが「断熱」です。
結露は、「冷たい空気」と「暑い空気」がぶつかるから発生するのであって、ぶつからないようにしてあげれば結露しません。
つまり、「屋根・天井・壁・床に分厚い断熱材を入れましょう」ということです。
③遮熱性能を上げる
夏に大事なのが「遮熱」です。
アウターシャードをつけて、日射が室内に入る前にをシャットアウトしましょう。
これだけで約70%~80%も日射しをカットできます。
昼間に陽が当たる窓にはアウターシェードを付けましょう。
これらの3ポイントを守って家を建てると、冒頭のショーウィンドウみたいな悲劇は回避できます。
結露するといいことなんて一つもないので、これからお家を建てる方は、ぜひ「結露しない家」を建ててくださいね。