2020年2月5日

高気密高断熱の家に住むと無くなるもの【暮らしの変化】

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よく「高気密高断熱の家ってどんな家ですか?」という質問を受けます。

気密性能とか断熱性能について説明しても、一般のかたには難しいですよね。

 

そこで「高気密高断熱の家に住むと必要なくなるもの」という観点からお話しします。

普通の家には必要で、高気密高断熱の家には必要ないもの。

なんだと思いますか?

 

 

高気密高断熱の家は、ストーブや石油などの暖房器具がいらなくなる

 

普通のおうちなら、1台や2台はあるのではないでしょうか?

石油ファンヒーター、灯油ストーブ、遠赤外線ヒーターなど、大きなものから小さなものまでいろんな暖房器具があります。

 

高気密高断熱の家では、これらの補助暖房は必要ありません。

こういったものを使わなくても、ブルブルと震えるほど寒くなることはほとんどありません。

 

ほとんどというのは例外があるからです。

まったく日射しが入らない納戸のような部屋や、ドアで区切られている個室の場合、やや寒さを感じます。

こういう部屋の場合は補助暖房が必要ですが、保温性が高い家なので一旦あたためれば室温を保ってくれます。

 

石油ファンヒーターなどは燃料代が高く、買いに行くのも面倒です。

若いうちはよくても、歳をとってくるとストーブの扱いに注意が必要になります。

ストーブが原因の火災が多いので、できるなら使わないほうが良いですよね。

 

 

高気密高断熱の家は、窓の結露がなくなりカビやダニも減る

 

冬の悩みと言えば「結露」です。

暖房をつけてしばらくすると、窓がビショビショに濡れている…経験ありませんか?

 

結露を放置しておくと、窓枠にカビが生えてしまいます。

見た目が悪いだけでなく、アレルギーの心配もあり、健康に良くありません。

 

 

結露しない理由:高性能窓

高気密高断熱の家で使われる「高性能窓」は結露を防いでくれます。

下の写真は、【左:高性能ではない窓】【右:高性能窓】の比較です。

引用:https://www.ykkap.co.jp/apw/apw430/detail/environment.html

 

左側の窓枠に水滴が付いています。

これが結露です。

右側の窓には水滴がついておらず、結露していないことが分かります。

 

この2つは窓枠の素材が違います。

結露する窓はアルミ、結露しない窓は樹脂でできています。

樹脂は熱伝導率が低く、外の冷たい空気を室内に伝えにくい素材です。

 

窓枠の素材は大きく分けて「アルミ・樹脂・木」の3種類あります。

樹脂よりもさらに熱伝導率が低いのが木です。

木の窓枠がいちばん性能が高いのですが、コストが高いというデメリットがあり、弊社では樹脂をおすすめしています。

 

熱伝導率(数字が小さいほど良い)

①アルミ:200W/mK

②樹脂:0.2W/mK

③木:0.16W/mK

 

 

結露しない理由:24時間換気システムがうまく稼働する

通常、家には「24時間換気システム」という換気装置がついています。

建築基準法で定められているため、一戸建てやマンションなど、どんな家にもついています。

 

24時間換気システムは、室内の空気を常に清潔にするためにつけられています。

これが稼働していないと、人の体臭・料理の匂い・トイレの臭いなどが室内に充満し、環境が悪くなってしまいます。

 

また、臭いと共に発生するのが「湿気」です。

夏でも冬でも、人は体から少なからず水分を発生させています。

料理をすると、お湯を沸かしたり炒めたりするときに水分が発生します。

お風呂の湿気や、観葉植物からも水分が発生しています。

 

これらの水分による湿気が結露の原因になります。

結露させないためには、湿気を外に出さなくてはいけません。

 

その役目を果たすのが24時間換気システムです。

先ほど「どんな家にもついている」と言いましたが、付いているだけで「うまく稼働しているか」というと、していない場合が多いです。

気密性が低い家ほど換気システムが稼働しにくく、空気の入れ替えが行われていません。

 

要するに、ほとんどの家では換気がうまく行われていないため、結露する家が多いのです。

高気密高断熱の家は、気密性能が高いので換気が計画通り行われているはずです。

(もしも換気ができていないとすれば、気密性が低いか、換気システムの故障が考えられます)

 

 

高気密高断熱の家は、家の中で感じる寒さがなくなる

これがいちばん分かりやすいと思います。

高気密高断熱の家の最大のメリットは「冬でも寒くない」ことです。

 

お部屋の中はもちろんですが、エアコンのついていない空間にいても寒くありません。

例えば「浴室・洗面所・廊下・玄関」など、普通なら寒くて長居したくない空間ですよね。

 

高断熱の家だと廊下にいても寒くないので、家事が億劫じゃなくなります。

厚着をしなくても快適に過ごせると活動的になり家事がはかどる…というのが「高気密高断熱住宅あるある」です。

 

こんなふうに晴れた日は、廊下で日向ぼっこ出来てしまうくらい暖かいです。

猫ちゃんがいる家庭なら、確実に特等席になりますね。

 

 

 

高気密高断熱の家は、暮らしの「不快」が減る家です

 

今回ご紹介した3つの例は、できれば無いほうがいいコトです。

 

普通の家は「無駄な断熱器具、結露やカビダニ、寒さ」がある。

高気密高断熱の家は「無駄な断熱器具、結露やカビダニ、寒さ」が無くなる。

 

こんな感じで、高気密高断熱の家がイメージできたでしょうか?

 

今回の3例だけでなく「家が長持ちする」とか「メンテナンス費用がかかりにくい」とか、他にもたくさんの魅力があります。

「どれくらい暖かいのか」などは体感して分かることなので、ネットや本で調べるだけでなく、いろいろなお家を見学することをおすすめします。